インビジブル・シングス 未知なる能力のレビュー・感想・評価
全5件を表示
【独りぼっちだった少女の成長を絡めて描いた、ナカナカ観れないルクセンブルクSF作品。】
ー 公開当時のフライヤーを見ると、ドイツ・ルクセンブルク製作とある。ルクセンブルクの映画って観たことがあったかなあ・・、と思いながら鑑賞。-
■友達がいないスー(原題は、インビジブル・スーである。)は、ちょっと寂しい日々を送る少女。
お母さん、マリア・ハートマン博士は、化学の研究で忙しく、優しい父クリストフ・ハートマンも演奏家で、世界を飛び回っている日々。
そんなある日、スーは母の誕生日を祝おうと母が勤める研究所に忍び込むが、イロイロあって、母が開発、研究中の黄色い液体NT26Dを全身に浴びてしまう。
その日から、スーの身体に異常が起こり・・。
・ストーリーはナカナカに粗いのであるが、ドイツ語のSF映画の妙な魅力に引き込まれ、楽しく鑑賞。
ドイツ語の映画って、ほぼ戦争映画(しかもナチス関係)の様な気がするが、SF映画に合うなあ・・、と勝手に盛り上がる。
・悪役と思っていた、DECのヨナス・ドリルが善人で(と言ってもお母さんから語れるだけ・・)真の悪役(と思った)お母さんの研究仲間のレニアに追われる、スーとアプリと呼ばれている少女と転校生の興奮すると吃音になるトビー。
- 彼らが、徐々に危機を乗り越える度に、友情を深めていく姿。-
・けれども、真の悪役は・・。(途中で、分かってしまったが、楽しく鑑賞)
<”ET”を容易に連想させるシーンとか、(3人でバイクに乗ってはいけないよ!)ラストの”ファンタスティック・スリー!”とか(ファンタスティック・フォーでしょ!)イロイロと突っ込みながらも、楽しく鑑賞した作品。
少し失礼かもしれないが、今作は、ハリウッド超大作SF作品と見比べたりしないで、純粋にSF作品として楽しめるなあ、と思った作品でもある。
甘いかな?>
映像は綺麗が内容はテレビドラマレベル
対象年齢も小学生低学年くらいかな。
温かいものにさわると透明化、さらに衣類は元より触っている人間も透明になると言う魔法に近い科学技術、オマケにキズも治る。
主役の透明少女スー、モトクロス好きトビー、科学技術フリークのカヤ(アプリ)と如何にもな少年少女グループが誘拐された母親を救おうと奮闘する。
ただ、子どもたちは格別有能ではない(カヤの技術力に助けられてる)ので作戦もへったくれもなく、誘拐した相手がいる会社に突入するなど無鉄砲(笑)
母親の残した人工知能アルフレッドは活躍す
するかと思えば、ただ状況をお伝えするだけと頼りない。
母親、母親の同僚レニア、大人は沢山出てくるのだが卑劣な手口、有効な大人の知恵は全く出てこない。
NT26Dを巡っての争いはスマートさに欠けている。
選択を迫られる流れは、大切な問いかけとは思う。
しかし、消えちゃうとアクションとか見映えしにくいもんなのね?
おバカな映画に振り切って居らず、もしかしたら2作目を匂わせるラストに「えーっ?作るつもりあるのか?」と驚いた。
全5件を表示