「サクッと幸せになれる良作SF」夏への扉 キミのいる未来へ 猿田猿太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
サクッと幸せになれる良作SF
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冒頭、猫のピートとロボットA1の演技が気に入りました。最初に良いところを見つけておくと、とても良い気分で映画を楽しめるんですよね。
名作SFの映画化なので、話の内容は保証付き。冗長とも云える説明の長い小説と違って、テンポ良く流れを楽しめました。既に原作を読破していたためどんな結果になるかは知っていたのですが、幸せなハッピーエンドが待っていることも知っていたので、幸せな気分で鑑賞することが出来ました。ただ、何も知らない人が見て理解出来るかどうか、その保証は出来ませんが。
このタイプのSFはとても好きです。バック・トゥ・ザ・フューチャーのように未来を改変してしまったり、ドラゴンボールや、化物語の一部にあるようなパラレルワールドに世界が別れてしまうパターンのSFなどに比べて、既に未来や過去が確定している安定感、謎が解けていく過程、実は黒幕が俺だったというオチもまた、好きなタイプです。でも、タイムスリップの技術が降って湧いてくるのはちょっと出来すぎかなw
当初、海外SFをなんで日本が? と思ったけど、同じ日本人だからこそ、違和感なく見ることが出来たのかも知れません。これが何でもハリウッド映画にしたがる理由なのかも知れませんね。
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