劇場公開日 2021年6月25日

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「もう一人の宗一郎は?」夏への扉 キミのいる未来へ けなさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0もう一人の宗一郎は?

2021年6月28日
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けな
huuraimatuさんのコメント
2021年12月6日

 博士のループ図の通り、主人公が戻った過去の日付から、騙されたほうの主人公が過去に戻る日までは、同じ時刻に二人の主人公が存在します。その先の時間はいろいろ冒険してきた主人公だけが残っています。
 映画のラストシーンの時点では、もうひとりの主人公がまだ眠っていたかもしれません。
☆ 原作の小説では、最初に主人公が目覚めてリッキィを探したときに、すでに二人は目覚めてどこかに消えていました。この時点でも主人公は二人存在していました。ここで最初の主人公が過去に戻らなければ、パラドックスが生じますが、過去に戻ったからこそ、主人公が最初に目覚めた時にこの状況になっていた、という設定です。

huuraimatu
けなさんのコメント
2021年6月28日

詳細な解説ありがとうございます。
ループは歴史に組みこまれてしまうのですね。
また、同時期にコールドスリープするのは寝てるだけなので問題ないのですね。
ありがとうございました。

けな
pipiさんのコメント
2021年6月28日

無限ループにはなりません。

1995年「事件の日」罠に落ちB社にて冷凍睡眠に入る

→2025年・目覚める。1週間過ごし、タイムマシンで事件の少し前に戻る(プラズマ蓄電池を完成させる為の日数。それを佐藤に託し、松下の会社に打ち勝って貰います。原作では事件の7ヶ月前に戻っていますが、映画ではもう少し少ない期日ですね。)

→1995年、再び事件の日「松下・白井&もう1人の自分」に気付かれないように、璃子と猫(ピート)を救い出す。

→事件の翌日、璃子を佐藤夫妻に預け、自分は本来契約していたA社の冷凍睡眠に入る。(璃子には、目覚める日と冷凍睡眠会社を書いた手紙を渡しておく。璃子がきちんと成人し、大学も卒業してから、もしもまだ自分とピートに会いたいならば、璃子も同じ会社で同時期に目覚められるよう冷凍睡眠出来るように。するかどうかは5年後の璃子の意思に委ねる。)

→2025年、過去に飛んだ日の前日。A社にて目覚める。(1週間前にB社にて目覚めた宗一郎は、この後過去に行ってしまうから問題ない)

璃子がどうしたか、希望と不安を抱きながら、指定した日時に睡眠会社を訪ねたら、無事に成長した璃子が目覚めた。(5年の間に彼氏でも出来ていて冷凍睡眠していなければ、普通に歳を重ねて47歳になっている。その可能性も充分あったわけだ)
→ハッピーエンディング

という訳で、どこにも矛盾もパラドックスもない、単純な一本道です。
シンプルなジェットコースターのよいに、ループが1回のみ入っているだけですね。
1995〜2025の期間は、1週間ズレでA社・B社の両方に宗一郎が眠っていますが、社会にも歴史にも干渉を与えないので問題無い訳です。

pipi