「山崎賢人×藤木直人のバディ感が絶妙 清原果耶の佇まいも秀逸」夏への扉 キミのいる未来へ 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)
山崎賢人×藤木直人のバディ感が絶妙 清原果耶の佇まいも秀逸
ロバート・A・ハインラインの名作SF小説「夏への扉」という古典中の古典を、初めて映画化するもの。主演は山崎賢人、メガホンは三木孝浩監督。日本に舞台を移してストーリーを再構築。時代設定は原作の1970年→2000年から、1995年→2025年へ。人生の全てを奪われてしまった科学者が、時を超えて未来を取り戻す姿を描いているわけだが、山崎とロボット役の藤木直人のさりげないバディ感が観ていて実に心地よい。また、これからの日本映画界を引っ張っていく存在になるであろう清原果耶の佇まいは、いつ見てもグッと引き込まれるものがある。そして何よりも、この名作に取り掛かった三木監督をはじめ製作サイドには、最敬礼したくなる。
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