スパイの妻 劇場版のレビュー・感想・評価
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終盤の失速は視聴者への反逆行為
余計なシーンがなく、緊迫感を一定量維持した目の離せない作品。
・・・と途中まで軽く星4以上だった。
後半は作品作りに疲れたのか内容もセットもテンションもお粗末に。
ノンフィクションなのか知らないが、フィクションにしてでも作品を作り込むべきだった。
良い点
妻の演技。
思惑の交錯。
悪い点
若干ぐろい。
黒沢清では下位
黒沢清では下位。
凡庸なスパイものをクラシカルな意匠で見せられる退屈。
CURE 的画像劣悪な8ミリ部分の不気味は買うが。
終戦記念日のNスペは茶の間のテレビでよい。
大賞受賞作が代表作ではない典型。
要するにツマラン。
スパイではないかと
戦前の神戸の雰囲気を味わいたくて鑑賞
思いがけず見ごたえのある作品だった
まずは主演の二人がすばらしい
蒼井優はあくまでも可愛くいじらしく
高橋一生はひたすらカッコよく、ズルい
何よりも映像が綺麗
サスペンスなのか、音楽もゾクゾクする
フィクションではあるが、歴史の史実に
基づいていて、高橋一生演じる男性の信念を妻はひたすら愛情で理解しようとするが
二人は行き違ったまま、戦争に翻弄される
スパイの妻の真の意味を考えさせらる
スパイ?
ベネチアで銀獅子賞をもらったとかと聞き鑑賞。
なんか、舞台の様なセリフや、蒼井優の『普通の人で無い感』が、鼻についてしまった。それだけ存在感のある女優さんなんだろなぁ。東出昌大はかっこよかった❣️やはりイケメン。クールで無表情な役か、コンフィデンスマンの僕ちゃんの二極の役が好みだなぁ。内容的には…よくわからないことが多かった。
お国よりも尊重すべき正義があると思うこと
見逃すわけにはいかない黒澤清監督作。終映間近に何とか拾った。TV版がNHK BS8Kで放送されたということだが未見。
今年1月に上映された『ロマンスドール』でラブドール職人とその妻を演じた高橋一生と蒼井優。愛おしい二人の関係が好物だった。
その二人が今作では太平洋戦争間近の厳しい時代に生きる夫婦を演じた。コスモポリタンを自称する夫は昭和15年に満州に渡り、そこで知った人道に反する国家機密を世界に知らしめようと。
何故かテレンス・マリックの『名もなき生涯』を思った。『お国のため』という思想に染まっていく時代にあって、お国よりも尊重すべき正義があると思うこと。普通ならあり得ないこと。となると普通とは何だろう。自分の命を第一と考える防衛本能なのか。
そう、この作品の主人公のように正義をつらぬこうとあがくも、時代に対し何の痕跡も残せず死んでいった人たちがどれだけいただろう。
映像…
よかった。蒼井優すごい。話も良かった。
ただ、映像の質が良くないのでは? 奥の人の顔がよく見えなかったり、白い光強すぎたり。解像度がむしろ低い気がしたが、元がテレビだから仕方なかったのかな。途中聞こえたカラスの声もなんか間抜けだった。スタッフ欄のプロデューサーの人数多すぎ。口出しが多そう…そんな中作ったのすごい。あとは技術スタッフが良ければ完璧だったのでは。
フィクションでありながら真実でもある
かつて実際に合った日本の闇の歴史をベースにフィクションでストーリーが進んでいく。今の時代を生きている我々でも実際にこの時代に生きていたらどうだっただろう。社会の正しさが信用できない中で、自分の中の良心が常に問われてるような作品だった。
お見事!
ロマンスドールに続く蒼井優、高橋一生の共演。
蒼井優は今回は昭和の大女優を意識してるであろう台詞回し。高橋一生はここのところの安定感はもはや円熟期。意外といったら失礼だけど東出昌大が憲兵の分隊長役よかったです。
黒沢清監督も国内より海外での評価が高い監督ですね。ベネチア映画祭銀獅子賞は素晴らしいが、ハードルを上げすぎないで観てもらいたい。
蒼井優さんの演技に圧倒!
付け加えれば美しい容姿に素敵なドレスがお似合いでした!
高橋一生さんが演じる優作と聡子役の蒼井優さん夫婦をメインとしたストーリー。
正義感の強い優作と優作をとても愛している聡子がある案件を軸にした騙し合いの展開の連続劇。
これに加え憲兵隊の津守(東出昌大さん)が加わり先が読めない展開が良かった。
優作の正義感や聡子を思う気持ちが絶妙な感じで、それに聡子が反応する表情や演技がとても良い。
蒼井優さん。やっぱり凄いな。
長めのカットが多目なのでセリフも長いんだけど彼女の迫力が凄かった!!
終盤の展開がどうなるのかハラハラ感が凄い。
裏切るの?
この先どうなるの?
ハッピーエンドで終わって欲しいと願うばかり(笑)
終盤、これで終わり?みたいなシーンがあるんだけど、その先がまだありました( ´∀`)
服飾は凄い
映画の内容や史実がどうだったかは知らないで観たのだけれど、ラジオで当時の服飾は残っていないので全て作成したという情報があったので目がそちらに行ってしまったのと、どうにも途中からプロパガンダ色が気になってしまい、肝心の役者さんの演技や演出も目がいかなくなってしまった。
お見事です!たしかにっ!
個人評価:3.9
ネタバレなしで見れたので、とても物語を楽しめた。なかなかいい脚本だ。
妻、正義、スパイ、同胞という価値観をコミカルな味付けで対比させている。
とくに妻と大義ある正義との比較が素晴らしく、センスある物語と感じる。
お見事です!たしかにっ!
高橋一生の演技に驚いた。
NHKBSの8Kドラマを劇場映画に再編集した作品ということで、映像の輪郭がハッキリしていて色味もキレイだと思った一方で、黒沢作品の特徴でもある、映像の輪郭が曖昧ゆえの不穏さや怖さとは相性が悪い感じも。
蒼井優の時代掛かったセリフ回しやオーバーアクト気味な演技は、本作のある意味箱庭的な世界観にはハマっていたと思うし、高橋一生の芝居や所作は僕らが昔の映画で見るインテリそのもので「この人、こんなに上手かったんだ」と関心した。
そんな二人と比べ東出昌大は相変わらずぎこちない感じなんだけど、本作の役柄では逆にそのぎこちなさがキャラクターの怖さとリンクして上手く機能してたと思う。
クライマックスからラストにかけての高橋一生の行動は見る側の解釈次第でどちらともとれるようになっていて上手いと思った。
芸術性と娯楽性を両立させたサスペンスかと。
時代物の社会派サスペンスとして十二分に面白い!と思ったのですが、
ここでは結構賛否が分かれているのですね。
昭和初期を再現した美術や衣裳は素晴らしく、今よりずっと美しかった日本語が独特な言い回しにより発せられてまるで舞台劇を観ているかのようでした。
あの舞台的台詞回しが物語のテンポを弾ませ、よりミステリアスな雰囲気に仕上げていました。
なんと言っても蒼井優さんの圧倒的な演技と存在感!
個性の光るとても貴重な女優さんですね。
後から(あれはどういうことだったのか?)とあれこれ考えてみる面白さもあり、いろんな解釈もできるので鑑賞後しばらく余韻を楽しめる作品。
もう少し説明があった方が万人受けするのかもしれないけど、私はこういうのかなり好きだなぁ。
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