「【ボーダーレス、ジェンダーレスのスタンスで世界のファッション業界を改革し続ける稀有な男の生き様は美しい。】」ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ボーダーレス、ジェンダーレスのスタンスで世界のファッション業界を改革し続ける稀有な男の生き様は美しい。】
ーファッション界の革命児、ピエール・カルダンの愛すべき素顔に密着したドキュメンタリー。98歳、今なお現役で活躍する男の、波乱万丈な人生に迫る。-
・1922年、イタリア生まれ。ファシズム台頭のため、2歳で両親とフランスへ。
-知らなかった・・。だが、その後の彼の生き様を見て、納得。-
・1945年、パリでジャン・コクトーの「美女と野獣」の衣装を担当
・1953年、初めてのオートクチュールコレクションを発表し、一躍注目を浴びる。
その後、プレタポルテやファッション途上国だった日本や人民服の中国にも進出。
-万里の長城でのファッションショー。そして、絹を見つけ・・。日本との深い関係も森英恵、高田賢三から語られる。彼のボーダーレス、ジェンダーレスの考え方が良く分かる。その後、彼は旧ソビエトにも進出して行く・・-
・ジャンヌ・モローとの恋。秘蔵映像で情熱振りを語るカルダン。
-それが原因で、長年のパートナー、アンドレとの別れ・・。-
・彼は、演劇支援のために情熱を注いだ劇場運営にも携わる。
・若き日に門前払いされた老舗レストラン「マキシム・ド・パリ」の買収の件を楽しそうに話す、彼に見出だされたゴルチエ。
〈円を愛し、芸術を愛し、人を偏見なく愛する男の姿は、実に尊崇で、チャーミングで、美しい。〉
■2020年10月5日追記
高田賢三さんのご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。
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