マッド・ハウスのレビュー・感想・評価
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思わせ振りな間と主人公の心の揺れ不足
つまらないわけでもなく、もしかしたら面白かったかもしれない、ノリきれなかったスリラー。
DVDのパッケージに書いてあるからネタバレではないと思うけど、監禁、洗脳が始まるまでが早すぎると思うんだよね。もっとこう、不思議な出来事、奇妙な出来事が連続して、主人公が恐怖におののくみたいなパートがもう少し欲しかった。
洗脳が始まってからもそれはそれで勢いがない。
まず主人公が洗脳されてしまったのかそうでないのか曖昧で、まあ曖昧なのは本当は問題ないんだ。洗脳されてるとされてないの間で揺れなきゃいけないと思うんだが、この「揺れ」が全くなく、常にニュートラルなのが良くない。
洗脳されちまったのか?いや正気を保ってるか?と観ているコッチが困惑して不安にならなければ楽しめない気がするんだよね。
一応、父親と会う場面など少しはあるんだけど、主演の彼女の演技力が足りないのか心情がほとんど読み取れなかった。
本作の演技でなんかの賞をとっているみたいだけど個人的には良かったと思えない。
とりあえずバイオレンス的な恐怖はあるものの、洗脳に対する恐怖が薄かったのがイマイチだった理由だと思う。
ここからネタバレじゃないけど一応ネタバレってことで。
主人公の同僚が部屋に来たあと、翌日彼女が退職していて、そのあと主人公の監禁の際に彼女登場で、自分より強い彼女が洗脳されてしまっている展開の方が面白かったと思うんだけどダメかな。
地味
微妙でした。
人には薦められないが、狂気に満ちた世界に惹きつけられた。 手に釘を...
キャッチフレーズそのままな作品。
宗教的サディスティック映画『ミッドサマー』を思い出させるような胡散臭い作品(ごめんね)。
こちらの作品はアパートの住民が主役(笑)。
”そのドアを開けたら狂気があなたを支配する” はい、このキャッチフレーズそのままな作品。
個人的に結構な佳作。
住民皆がカルトに染まるってどんだけ手間かけてんだ?
マンションのカルト化はどんな風に始まったのだろう?
…とか考えながら観てしまった。
飼い猫を焼き殺し、拉致監禁。
隷属させるための心を折る儀式(壁に手をついて身体を支え続ける)から始まり
監視カメラ付きでお互いを監視し合うような生活。
薄気味悪い奇妙な笑顔の集団でしかない。
リーダーの決める規範の中で好き勝手に生活させる。
ルールから逸脱しなければ許されるがルールには意に沿わない強要もあり、殺人も含まれる。
人は強制圧力の中で生きると、納得いかないままそこでの生き方をしていくのか?
恋愛もクソもなく前妻を失った男性とカップリングさせたり個としての生き方を否定していく。
作品は大人しく作られているが奇妙な雰囲気を醸し出している。
皆がイヤなのに、我慢して受容しその世界でイヤな目に遭わないように生きている…そんな居心地の悪さが伝わってくる。
終盤、友人リサがマンションに訪れた事で物語は一気に佳境へ(笑)
割りとイヤな感じの友人リサだが彼女なりに自分を持っていてカルトへの抵抗が凄い(笑)
リサは38才で冴えない人生を送っており、感心できる人物ではないが心の強さは主人公より凄い。
サラが逃げ出した後のラストはありがちとも言えるが、観ていたこちらはマンション内の異常な世界(四つの基本)がマンションの中だけと思っていたのに、知らぬ間に世間に拡がっている事を見て「これ、リアルにあるわ」と納得してしまった。
日本にも市民権得てる思想や組織がある以上、あんまり笑えない恐ろしさを持った作品だった。
同調圧力に弱い日本人はヤられやすいんだろうなぁ。
手段が目的になっちゃっているヤツ
父親から離れる為に、LAの法律事務所で働きながら夢を追う道を歩き始めた女性が、独り暮らしをしようと借りたアパートで巻き込まれて行く話。
ペット禁止のアパートにネコを隠して住み始めた主人公というところから始まり、中庭で住人総出のパーティーを開いちゃったり、ヤケに住人同士が繋がっていて薄気味悪さと面倒くささを感じるつかみ。
夜中に自分の部屋だけ配管の音が!というオカルトな流れになっていき、気付いたらサイコというか…!!!?
目的がみえないまま話が展開していくし、抵抗がどうとか良く判らないし、ゴールはどこですか?な手付けの儀。
もっともらしく後からPCで波形を出していたけどね。
得てしてそういう輩はそんなものだけど、それは全て私心から来るものという矛盾した言い分が続いていき嫌悪感が高まる中、なんとなく想像がつくラストに向かってどこから動き始めるのかという展開から、案の定w
意外性は少ないし、大きな波はないけれど、気色の悪さは悪くなかった。
ただ、ピークは椅子に座らされる前かな。
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