新感染半島 ファイナル・ステージのレビュー・感想・評価
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例えCGでも迫力満点(笑)!
予告編を初めて観た時、「おっ!面白そう!」と素直に思えました(笑) 実は前作は観ていません、よほど興味を持たないと韓国映画をあまり観ないもので←失礼(笑) 大量のゾンビが押し寄せてくるのは『ワールド・ウォー・Z』以来気に入ってるので、今度は『マッド・マックス』バージョンだと勝手に解釈し楽しみました(笑) 邦題決めるのも大変ですよね・・僕はいいタイトルだと思います♪
予備知識は不要。極限状態で試される、家族の絆。
【賛否両論チェック】 賛:前作の知識は不要。極限で試される家族の愛情に、思わず感動させられる。怒涛のアクションも魅力。 否:展開はかなりのご都合主義。急に驚かせるシーンやグロいシーンもかなり多いので、苦手な人は観られない。 続編ではありますが、重要なのは“前作から4年後”という設定だけなので、特段予備知識はなくても大丈夫そうです。 大金を掴むため、変わり果てた祖国へと戻ってきた主人公が出逢う、地獄のような世界でたくましく生きる母と娘達。狂気の民兵組織“631部隊”の暗躍も相まって、まさに極限状態での家族の絆が印象に残ります。特にラストのシーンは、胸に響きました。 ただ、前作はノンストップの急行列車ならではの緊迫感が個性的でしたが、今回は良くも悪くも一般的なゾンビ映画という印象を受けてしまいます。また、こうしたパニック映画特有の、主人公達が際どいところを上手く助かっていくようなご都合主義は、言うに及ばずです。 とはいうものの、ド迫力のアクションは今回も健在で、観ていて圧倒されてしまうこと請け合いです。ゾンビ映画やパニック映画が好きな方は必見の作品といえそうです。
十代で観られたらよかった、残念・・
最近観た、「約束のネバーランド」 のレビューで書いたばかりの言葉をまた使うことになるが、「この映画を十代で観られたらよかった」 が正直な感想。明らかに姉妹が主人公だし。全編ほとんどカーチェイスという作りも、若さなら十分受け止められるだろうし。(俺ももちろん観られたのだが、十代だったら、もっと積極的に受け止められたはず、という意味で) ちょっと前だと、「メイズランナー」 や 「バンブルビー」 もそういう感じの映画だったと自分は思っている。 その世代には、その後もずっと心の中に、印象的だった映画として残り続けるもの、そんな感じ。映画の出来が少々粗かろうが、そんなことはたいした問題ではなく心に残る映画。そんな感じ。自分はそういう世代ではないので、残念ながら粗く見えちゃうし、心に残ることはないのだけれど。 「ごめんよ、世界をかえられなくて」・・・「私がいた世界も悪くなかったです」 という決め台詞も、若さ溢れるものだよね。 そうそう、この映画には "音響効果賞" を勝手にあげたい。「いま、こういう雰囲気の場面だよ」 ということは、全て効果音が示してくれる。効果音で雰囲気を示すのは、映画の定番すぎるかもしれないけれど、これだけ徹底的にやると、気持ちよい。そのおかげで、あまり考えなくても大丈夫という点も、十代で味わいたかったという理由のひとつだ。
常識がなんだ?努力はしたか?
あれから4年。釜山行きの新幹線の車内で切なく散った彼らもまだ彷徨っているのかしら。 日常を壊すゾンビパンデミックをドラマチックに描いた前作に対し、続編となる本作は完全にゾンビアクションエンターテイメントに振り切っていた。 予告の時点で作風がゴリゴリに変わっていたので、「同じ世界線を持った全く別の映画」くらいの認識で鑑賞。 「感染者」そのものへの恐怖感はかなり薄れ、ゾンビ達は人間同士のアクションを彩る道具と化していた。 もはやゾンビの存在意義とは…?となったけれど、ここぞという時に効果的に使われていたのでオールオッケー。 怒涛のカーチェイスがとにかく凄い。 敵味方ゾンビと入り乱れすぎてもはや何がなんだか…となりかけたけれど。 ハンドルを握る母娘の表示に胸が熱くなる。本当にかっこよかった…! 前作では自己犠牲からの自己犠牲からの自己犠牲ィィィ!!!と一辺倒で辟易としていたドラマパート。本作では少し進化していて良かった。 大切な人が噛まれてどうこう〜やら大切な人を守るためにどうこう〜というお決まりの展開が大幅にカットされていたのが好印象。 ソ大尉のどうしようもなさが好き。 あの極限にいて、どうして気が触れないでいれよう。腹立つ奴だけどなんだか切なくなった。 たくさんの人の死を背負ってそれでも生き残り続けるジョンソクの、憂いを湛えた表情がとても好き。とても結婚したいなと思いました。
「大変な世の中を生き抜いていく為には、“支え合う”こと、それだけだ」
新年一発目に選んだ劇場映画は 「新感染半島 ファイナル・ステージ」 いやーーーー!まじで感&動!最&高!! 個人的にめちゃめちゃ好きな映画。 ◎ゾンビ&アクションクオリティ とりあえずまずは映像・音楽・役者・ゾンビ含め全て良い。 前作でも分かってはいたが、ワールドウォーZやバイオハザード、邦画ならアイアムアヒーローみたいでもあって、とにかくゾンビに抜かりなし。 そして今作は前作とは毛色が変わってアクション満載! 特にカーアクション← マッドマックスとかワイルドスピードなんじゃないかってぐらい迫力満点。 ◎悲しき主人公と天才運転少女 それでいて人間ドラマにもちゃんと手を抜かないからGood←ヨンサンホ監督ナイスですねぇ〜 前作は大切な人を守りきった人が主人公だったが、 今作は守りきれなかった過去がある人が主人公っていうのもなんか良いし、そんな過去を持つからこそのその後の展開はもう、、、 そして何より天才ドライバー娘役のイ・レちゃんがもう素晴らしすぎた! この子に心のレバーまで握られちゃいました。 前作観ていない人でも全然楽しめます。 世界線は一緒なものの、話が繋がってるわけではないし、何せジャンルがもう違うのでww だから、前作が好きで同じような感じを期待すると裏切られるかも? でもこのご時世だからこそ、より伝わるテーマ性があると思うので、是非!
思いのほかよかった
これはゾンビ映画というより カーレースを楽しむ映画寄りかな。 だから ゾンビ映画はあんまり好きじゃないけど カーレースものは好きだから 結構好きでした。 勿論いろいろ矛盾は発生していますが そこはスルーでw
「世紀末救世主伝説映画(含むゾンビ)」な一作。
2016年公開の前作に続いて、本作もヨン・サンホ監督がメガホンを取り、これにて『新感染』シリーズ三部作の一応の区切りとなっています(本作を鑑賞するまで、このシリーズを二部作と思ってたんですが、実際には2016年公開のアニメ作品『ソウル・ステーション・パンデミック』も含めての三部作だそうです)。 前作が列車内という閉鎖的な空間を活かした、緊迫感と恐怖感溢れる作品だった一方、本作はちょっと過剰なほどの躍動感が際立つ、「世紀末映画(含むゾンビ)」となっています。キャストも刷新し、残念ながらマ・ドンソクの肉体美を鑑賞することはできません。代わって主演のカン・ドンウォン、イ・ジョンヒョンらが、見事な演技を見せてくれます。 本作は、サンホ監督が公言するように、『アキラ』や『マッドマックス』シリーズなどの先達の影響を、過剰なまでに、そして堂々と見せつけてくれます。これはつまり、本作では「ゾンビ」を描くことに主眼を置くのではなく、極限状態に置かれた人間同士の争いに焦点を絞ることを意味します。そのため、作中では大量のゾンビが登場しますが、それらは登場人物の行く手を阻む障害物とか、何らかの形で利用可能な道具、といった程度の、ドラマの背景装置の役割しか果たしていません。 後半になるとより一層、先に挙げた先達に対するオマージュが際立つため、確かにすごい表現技術に裏付けられた躍動感のある映像なのに、どこか既視感がある、という不思議な感覚を味わうことになります。 結末近くの描写については、ややくどすぎる、という評もあるようですが、真上からの俯瞰で主人公達を捉えた映像は、これ以上なくシンプルかつ力強く、人物同士の錯綜する想いを表現していて、非常に素晴らしいと感じました。 徐々に『家族』というテーマに収斂していくところに前作とテーマ上の繋がりを感じさせるのですが、肝心のドンウォン扮する主人公が、終始何を考えているのか分からないので、この点でやや説得力を損なっているのが残念…。彼の演技力で画面に目を引きつける力は強いんだけれども。
『冬のソナタ』を思い起こした人はどれくらいいるだろう?
最近、ワイドショーばかり見ているのでコロナの知識もそれなりに得てしまった。モーニングショー、ヒルナンデス、バイキング・・・と、考えていたら師団長の台詞「ミアネヨ」でハッとしてしまいました(ミヤネ屋はあまり見ない)。その師団長と呼ばれるちょっと気の触れたおじいちゃんが『冬ソナ』のキム次長を演じていた俳優クォン・ヘヒョ。そして、疑似家族の中のミンジョンの娘がユジンなのだ。これはもう冬ソナを思い出さずにはいられない。 マッドマックスシリーズにゾンビを加えたようなパニックアクション。前作『新感染ファイナル・エクスプレス』とは趣向を変え、まるでTVドラマ『ウォーキング・デッド』のコロニー争奪戦のような雰囲気と、最悪の廃墟となった韓国の地でのサバイバル描写が続く。走るゾンビも健在であり、音と光に反応する群れが山積みになったりするシーンがおぞましいのです。『パフューム』かよ!てな感じで。 それにしても4年も経っているというのにワクチンが未だ開発されてないんですね。『FLU 運命の36時間』なんてアッという間に完成していたのに(生ワクチンだけど)。緊急事態宣言もなく、実効再生産数も少なそうだし、新規感染者も少ないから?などと、色々とコロナと比べてしまいがちですが、ゾンビが長寿・・・というより、活動限界が長すぎるんですね。 そんなアクション満載の作品となっていましたが、もう一つ思い起こした映画は『野性の証明』でした。ミンジョンが中野良子のような逞しさを感じさせたり、主人公ジョンソクが元軍人で4年前にミンジョンと娘を助けることができなかったということで贖罪を意識したり、ついには自分の命をも投げうってしまうほどに成長(?)したためです。 全体的にCG満載だし、車の運転は嘘っぽいし、まぁ3点くらいが妥当かと思ってたのですが、最後の最後でここまでやるか!というほど感動の押し売りをするところ・・・こういうの弱いんです。ゾンビは足が速いんだから無理やろ!と突っ込ませないくらいの強引な音楽とスローモーションでごり押し。やられた。サイドターンを多用するジュニ(イ・レ)も可愛すぎるし、なんだかちょっと騙された気分。
既視感はあるけれど
丁寧に良く出来ているゾンビ映画でした。 伏線もちゃんと回収されて。 まあ、何処かで見た事あるシーンばかりではありましが、 一人の少女の役所が異彩を放って、話にアクセントがありました。 前作が未見で、これとは全く趣きが違うとなると 興味津々。見てみようと思います。 コロナ禍が明けたら。 映画終了後、 ゾンビの感染恐怖の世界から解放されても、 現実も緊急事態宣言中で 気分が沈みましたので、、
意外
面白いかったけど、ストーリーが雑すぎ。伏線回収とかアクションとか結構見応えあったなけど、世の中の評価は最低なんだよな。こう言うのて、世界に広がって、みたいな感じになるけど、北朝鮮が封鎖していたお陰で広まって無いみたいのがリアルだよな。Netflixかドラマで世界観だけ引き継いで新たな新感染を作って欲しいな。
前作はあまり関係ない。設定だけ借りてるからいきなり本題みたいな感じ...
前作はあまり関係ない。設定だけ借りてるからいきなり本題みたいな感じでずるい、というより、ジャンル映画、とりわけゾンビ映画はこれでいい。というより、ゾンビ映画ではなくカーアクション映画。これでいい。
ゾンビ映画は人間が主役です!
ゾンビ映画は、みんな噛まれてゾンビになって終わりと言う人がいますが違います! ゾンビ映画は人間が主役で家族愛や友情、策略や陰謀など様々なヒューマンストーリーが込められているんです! 前作はゾンビ(感染の恐怖)で今回は人間(生きるための)の話になってます。 ドンパチも多くて前作よりも好きかも! 前作からの話はつながっていないと思うので、今作からでも見始められると思います!
マッドマックス風ゾンビ・サバイバル映画。
京阪神3府県においても緊急事態宣言の再発出がなされる模様となった、今年の2021年1月13日(水)に、滋賀県大津市の大津アレックスシネマまで『新 感染半島 ファイナル・ステージ』の鑑賞に出向いて来ました。 前作の『新 感染 ファイナル・エクスプレス』が様々な人間模様までも上手く描いた非常に良く出来た感動的なゾンビ映画でしたので、その4年後を描いた続編に相当する今作についても、鑑賞前からかなり期待値のハードルを高くして観に行きましたが、率直な感想を申しますと、前作とはかなり趣が違うサバイバル・ゾンビ映画になっていました。 前作があまりにも感動的で、かなり面白かったので今作も必ず劇場で観ようと思っていましたが、今作も、未知のウィルスの感染によって人間が凶暴化し、人を襲い出し、そして感染した人間に噛まれてしまうと同様の症状が発症するという、所謂、典型的なゾンビ映画という点では同じでした。 しかしながら、韓国を高速列車内を舞台にしたゾンビ映画『新 感染 ファイナル・エクスプレス』の4年後を描いてはいるものの、朝鮮半島(原題は、ペニンシュラ。【半島】の意)は、既にゾンビだらけになって世紀末の様相になっているという設定から鑑みれば、『新 感染半島』という邦題も、もはや高速鉄道(=新幹線)に引っ掛けた意味をなさなくなっており、前作の設定は、今作ではほぼリセットなされていることからすれば、もっと内容に即した邦題にしても良かった様にも思えましたね。 ちょっと、受け取りようによっては、前作のB級C級のバッタモノの映画のDVDタイトルの様にも思えて来ますので、例えばですが、もっと内容に近い『感染暴走半島』といった様な邦題にしても良かった様にも思いました。 お話の流れ的には、 元韓国の軍人のジョンソク(カン・ドンウォン)は、未知のウィルスの感染によりゾンビ化が広まった朝鮮半島を船で脱出し、その後、香港で生活していました。 そこで、彼は、3日以内に、半島に放置してあるドル紙幣の大金を積んだトラックを盗ってくる仕事を引き受けて、現在置かれている貧乏生活の境遇からの一発逆転に挑もうとするのでした。 しかし、半島には、ゾンビと戦いながらも生き延びた武装した民兵組織631部隊が支配していたのでした。 ジョンソクが、ゾンビや民兵組織631部隊に追われる中、とある姉妹に助けられるのでした。 果たして、この姉妹の正体は如何に? そして、ジョンソクは大金を手に入れて、無事に香港に戻ることが出来るのか? といったイントロダクションの映画でした。 荒廃した街中の幹線道路や狭い路地を使いながら繰り広げられる、目にも止まらない高速ドリフト走行などのカーアクションの連続には思わず手に汗を握るほどでした。 群がってくるゾンビたちをものともせずに、猛スピードで蹴散らしながらSUVやトラックを走らせて、主人公ジュンソクを助けるのが、未だ年端もいかない10代女子のジュニ(イ・レ)。 そして、絶体絶命時に、ラジコンカーを駆使してゾンビたちの気を惹きピンチを切り抜けるジュニの妹ユジン(イ・イェオン)。 特に、10代少女のジュニ。そして彼女たちの母親ミンジョン(イ・ジョンヒョン)による迫力満点の高速ドリフト走行などに代表されるカーチェイスは一見の価値あり。 映画全体のテイストからすれば「北斗の拳」「マッドマックス2」や「マッドマックス/サンダードーム」の世界観に、「頭文字D」のカーアクションを加味したような作品でしたので、4DXやMX4Dなどで鑑賞した場合でしたらば、さぞや凄い迫力だったでしょうね。 たしかにカーアクションはかなりの部分でCG頼りではありましたが、それも闇夜の暗さで巧く誤魔化していて上手く描いてみせていましたので、私個人的にはそんなにも陳腐にも思えなかったです。 それよりも、あまりにご都合主義的過ぎる脚本が、かなり気にもなりはしましたが、面白ければ結果オーライと良い方向に考えましょう。 ただ、非常に悔やまれるのは、前作の『新 感染 ファイナル・エクスプレス』などのゾンビ映画に比べて、今作の場合には、まるでサバイバル系のシューティングゲームやドライビングゲームに興じているような錯覚にも陥ってしまい、ゾンビ自体もゲームの世界の中の敵という感じにしか見えなくて、恐ろしさがほぼ感じられなかったのが玉に瑕でしたね。 また、主人公のジョンソク役のカン・ドンウォンの鬱ろげな表情を見せ場にしようとしているのか、必要以上にスローモーションによる演出が多いのにも気になりましたね。 また、観る角度によって、カン・ドンウォンが日本の漫才コンビのアンジャッシュの渡部建さんに似ている様に見えたり、民兵集団631部隊の隊長・ソ大尉役のク・ギョファンが、漫才コンビのロンドンブーツ1号2号のロンブー淳さんにソックリだったりと要らぬところにばかり気が散ってしまい、真剣に観ていられませんでした(汗) とは言え、半島に着いて直ぐのゾンビの大群を、あとで上手く活かすなど、伏線の回収も上手くて、ラストでも、感動的な演出で、ちゃんと泣かせてくれたりと、サービス精神満点の映画であることは間違いなかったです。 従いまして、私的な評価と致しましては、 前作の『新 感染 ファイナル・エクスプレス』が極限状態に陥った際の人間ドラマを描いたゾンビ映画だとしたら、今作の場合には、ゾンビ映画の本流からすれば、本質的な恐怖感や面白味にやや欠けるのかも知れないですが、娯楽色豊かなゾンビ・サバイバル映画という点では、総花的に観れば、凄く良く出来た映画だったかと思いましたので、五つ星評価的には、さすがに前作を越えるほどではなかったですが、★★★★の四つ星評価の高評価も相応しい娯楽アクション大作だったかと思いました次第です。 日本映画でこれほどの規模の娯楽アクション大作でもあるゾンビ・サバイバル映画を製作出来るほどの映画会社などは見当たらないでしょうし、やはり世界標準を目指した映画だけに面白さも格別でしたね。 でも、私的には、やはり人間ドラマに深みのある前作の『新 感染 ファイナル・エクスプレス』の方が好きかな。
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