劇場公開日 2021年1月1日

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「とても同じ監督が撮った続編とは思えない残念な作品」新感染半島 ファイナル・ステージ もーりーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5とても同じ監督が撮った続編とは思えない残念な作品

2021年1月9日
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う〜ん…前作は電車内という限られたシチュエーションや濃厚な人間ドラマで他のゾンビ映画とは一線を画すストーリーだったのがよかったわけで、その辺りが評価されていたような気がするけど、続編でそれらの要素を全てなくして、ありきたりなゾンビ映画に成り下がってしまった…全体的にバイオハザード+マッドマックス+ワイルド・スピードって感じのどこかで観たことあるような単なるエンターテインメント作品になっています。人間vsゾンビではなく、人間vs人間。ゾンビから生き延びる為じゃなく、お金に目がくらみ自ら危険なゾンビがいる朝鮮半島に乗り込んだのに、そこでたまたま知り合った家族と脱出し、「なんとしても生きて帰ろう!」みたいな話にすり替わっていて、それを最終的に感動作みたいにして終わらせているストーリーには閉口した…だったらわざわざ危険なところ行かなきゃよくないか??登場人物達もやたらと戦闘能力高くてゾンビが襲ってきてもドキドキ感がない。最大の敵はゾンビではなく、631部隊という人間の集団なのだがこれが最後まで謎。マッドマックス感を出したかっただけなんじゃないか…?ラストもずっと泣いてるシーンで無理矢理感動作にしようとしてるとしか…ストーリーも残念なら、映像もCGを多様しすぎで残念な作品。あと前作の時から思ってたけど、邦題のセンスのなさはどうにかならんのか…

もーりー