「期待外れの駄作。コロナに便乗して作成されたやっつけ作品」新感染半島 ファイナル・ステージ ぎゃるそんまんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待外れの駄作。コロナに便乗して作成されたやっつけ作品
以前配信で観た1作目(新感染 ファイナル・エクスプレス)がとても素晴らしかったので、ワクワクしながら劇場で今回の作品を観たのだが、やっつけ感満載の駄作としか言えない。
高評価付けてる人は、カン・ドンウォンのファンが大半なのかな?
コン・ユの足元にも及ばない俳優だと、今回しみじみ感じました。(顔だけ無駄にイケメン俳優)
ゾンビモノが好きで、過去にいろいろ観てきた中でも最低ランクです。
とりあえず簡単にツッコミ所を列挙します。
①まず、冒頭のショッキングな親子愛の泣けるシーンがピーク。ラストシーンを上回ることが無かったので尻すぼみ。
②子どもが運転する4WDの車、頑丈すぎじゃね?
普通に考えて人間一人轢いただけでも車体に相当なダメージ受けるのに、猛スピードでゾンビ何百人轢いても凹みもしない。フロントガラスも割れない。サイドミラーも取れない。ヘッドライトすら割れないなんてことはありえない。自家用装甲車かよ草
一番違和感あったのは、あんなにゾンビ轢きまくっておいて血痕や血しぶきがなぜか車体には一滴も付いてないのが不自然すぎ。CGだからか?あと、子供が4WDぶっ飛ばすシーンが通常の映像の早送り?みたいな映像の不自然さが感じられた。ゾンビの吹っ飛び方もすごく不自然。CGの違和感なのかな。。。
それで言うと、ラストのカーチェイスシーンもフルCGなのでなんか冷める。なんかゲームの映像を観せられてる感じしました。そもそも、後ろから追いかけてくる悪役も、殺すつもりならなぜトラックのタイヤを狙わない?
パンデミックから4年経つのに、ゾンビも生存者も元気良すぎじゃね?お互い食糧難のはずなのに、デブとマッチョ多いし。ゾンビも特に人肉を噛みちぎったり内蔵えぐって食べるシーンなどはなく、ただ甘噛みするだけなのが手抜きすぎ。ウォーキングデッド見習ってほしい。
リアルだったゾンビはトラックの運転席で寝てたガリガリゾンビだけ。
他のゾンビは肉付きいいし、走るの早すぎ。おまけに顔色もいい。特殊メイクが甘すぎ。普通なら腐敗しててガリガリのはず。
おじいちゃんが死ぬシーンはなぜか行儀よくゾンビ寄ってこないし。救護ヘリは相当うるさいはずなのに、なぜかゾンビ寄って来ないし。トラックのクラクション以上にうるさいと思うけど、ヘリの方には1人も来ないのにトラックの方にはゾンビ大量とか。そもそもゾンビだらけの場所になぜ降りた?生存者いるとは言え無謀過ぎ。
生存者傷だらけなのに、簡単な目視だけですぐ救護ヘリに乗せて連れ帰る検疫の甘さに脱帽。
細かい所が気になり出すといろいろ気になってきて仕方がなかった。ゾンビ映画は少しでも手を抜くと粗が目立ちすぎるので、監督にはもっとゾンビのことを勉強して欲しいと思った。
1作目はパンデミックから間も無かったから、ゾンビが綺麗でも走っても気にならなかったが。。。
1作目のコン・ユのラストシーン、号泣し過ぎて嗚咽したが、今回は一滴も涙が出なかったのはなぜだろうか。。。子役の演技も悪くはなかったのだが、やはりカン・ドンウォンに感情移入できなかった。
あと、芸人の永井佑一郎出てる!?って思ったら、ク・ギョファンっていう韓流俳優でした。