「ゾンビは舞台装置、本質はアクション」新感染半島 ファイナル・ステージ くりあさんの映画レビュー(感想・評価)
ゾンビは舞台装置、本質はアクション
「韓国風の家族家族したところはあるものの、登場人物がみなキャラ立ちしていて、物語進行のためにする理不尽な愚行をしないが、不幸は起きるし人は死ぬ、それでも前に進む」という前作の良いところを踏襲して、今作はヒーローアクションに仕上がった。
まあ、ちょっと主人公がカッコ良すぎない?とは思うが。
ゾンビは単なる舞台装置で、ゴア表現もほぼなくグロさや気持ち悪さは抑えられており、ゾンビ映画としては異質なホラーっ気がない作品になっている。
2時間があっという間に終わった。
あれだけの数のキャラがそれぞれの思惑で動いているのに、視聴者に混乱が起きずひっかかりのない脚本は見ていて良い。少々のご都合主義は許容範囲だ。
星4。
話の類型としては、マッドマックスとか、ジョンカーペンター監督のエスケープフロム〜あたりか。
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