「非飲酒者としては」アナザーラウンド maduさんの映画レビュー(感想・評価)
非飲酒者としては
マッツ・ミケルセンが主演でないと成り立たない気がするけど、ザラっとした質感の映像と酩酊状態のハイな感じと相まって哀愁とエモーショナルが合わさって気持ちよかった。
非飲酒者としては終始、もう止めとけ…
てゆう気持ちしかならないし、嫌な予感しかなくて疲れるけど
中年にさしかかった不安や、このままでいいのか、みたいな切実な感情を酒で流し込めるならと、加速止まらなくなっていく姿には笑ってしまう。
デンマークの国民性などがあまり分かってなかったのでものすごい酒好きなんだなとゆう強烈な印象をデンマークに持ったけど、なんだかこの映画を見終わった頃にはこの宴の端っこの席に座らせてもらってるようないい気分に。
ハッピーエンドっぽく終わっているけど、きっとこの後も問題は発生して→酩酊して→誤魔化したり、ちょっと良くなったり→そして問題は発生しての繰り返し
なんだろうな。な大人な苦味も良い。人生って感じ。
それにしても、友達たちと無邪気にはしゃぐマッツや、
鼻血マッツ、顔面出血マッツ、更にラストシーンと
ただただ画面映えするかっこよさが映画の雰囲気を支えすぎてて凄かった。
配信で鑑賞。
これは映画館で観たかったな。
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