劇場公開日 2021年8月20日

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「好きな人に飽きたって言われたら絶対傷つく」Summer of 85 ikemencorrectorさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0好きな人に飽きたって言われたら絶対傷つく

2022年4月28日
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泣ける

悲しい

幸せ

洋画っていうと大体イメージするのは英語圏が舞台の作品だろうけど、今回はフランスで、そのせいか英語を喋る人達の距離感とはまた違った距離感で恋愛映画を見ることができた。
アメリカの映画とかだと人とかすぐ仲良くなるイメージだけどそんな感じじゃなくてぎこちない時間とかイチャイチャの仕方とかもフランス独特の感じが見れて新鮮。

2人のシーンはすごく綺麗でやっぱ男女のカップルの物語を見てるより同姓同士の恋愛を見てる方が素敵だなって思うしキュンキュンする。男と女が当たり前な世の中だからその殻を破って普段恋する対象じゃない相手と恋をに落ちるのは何か禁断的なものが感じられるな。あとは少し腐が混じってんのかも笑笑
でも大体こういうLGBTの映画の人たちってゲイだから好きになるんじゃなくて「その人」だから好きになるんだよね。そこが普通の恋愛よりも特別で唯一無二で2度と同じ相手には会えない気がするから魅力的なのかもな。

映画の内容は感動したけど、ところどころん??ってなるところが多かった。デヴィトを最初見た時はなんで心優しくて社交的な人間なんだろう、アレックスとは正反対でそこが噛み合ってる!なんて思ったけど見ていくうちに性的な対象にはみんな自分から誘ってたり、結局船も口だけで片付けてくれてなかったり、最終的には喧嘩でも最低なこと連発してたし。なんで言った本人があそこで泣いてたのかはわかんない。アレックスの気持ちになったら悲しすぎて私まで傷ついた。私ならそこで病んじゃって引きこもりになってたかな。デヴィトのお母さんもどう考えてもデヴィトの死は息子の不注意でそこを無理矢理他人に結びつけて現実逃避をしてはいけないのに、アレックスにひどい言葉を連発、思いやりがないのはどっちだよっておもった。

前半でアレックス、デヴィト、デヴィトのお母さん、三人のすごく幸せで楽しそうな空間がいっぱいあったから、もしもあんな感じでrelationship が終わるなら私は耐えられないな。でも最後ケイトが「あなたが理想の彼を夢見てただけよ」って言われてなんかハッときたし、、、でも私は純愛でいて欲しかったな、なんて思う。ちなみにケイトの発言は芦田愛菜のスピーチを連想させるね。わんちゃん芦田愛菜もこの映画見たのかも笑笑笑笑

でも、2人の幸せな時間は見ててすごくよかった。やっぱ美少年2人っていいね。そこは最近見た映画で1番キュンキュンしたかも。

追記

結局davidはただのプレイボーイであっさり捨てられたアレックス。そのままもう2度とdavidには会えなくなる。そんな辛い現実があってもまだdavidに対しての気持ちが諦めきれなくてそれで死体に跨ったり墓荒らしたり、したのかなー。ずっとずーっと、davidの幻想を追っていたんじゃないかなー

ikemencorrector
ikemencorrectorさんのコメント
2022年4月28日

でも思ったけど、理想の彼と本当の彼が違った。そう簡単にうまく行かない。っていうのも6週間の16歳の夏なのかも

ikemencorrector