劇場公開日 2020年7月17日

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「胸震えた。さすが実話!彼女のガッツに敬服。」ライド・ライク・ア・ガール Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0胸震えた。さすが実話!彼女のガッツに敬服。

2020年7月18日
iPhoneアプリから投稿

めちゃくちゃ良かった!競馬の世界に胸アツ。

・・・世界屈指のG1であるメルボルンカップ
第155回2015年に女性初チャンピオンとなったミシェル・ベインの実話です。

だから、最後にグランプリで勝つことはわかった上で観るのですが、それでもハラハラさせられるストーリー。

『競馬は最も危険なスポーツ』と言われますが、とにかく落馬のリスクと常に背中合わせであり、怪我が多い。
このミシェルも、馬の転倒により一度脳に大きな障害を負って、再起不能とまで言われた選手。
執念のリハビリと家族の支えにより奇跡的な復帰後も、背骨、首、両ひじ、などなど何度も負傷している。
とにかく、彼女の根性とガッツには舌を巻く。
10人兄妹の末っ子で牧場に生まれ育ち、騎手になること以外考えられなかったとインタビューで言ってましたが、頑固な父親との確執、厩馬員としてミシェルをサポートするダウン症の兄との兄弟愛など、家族ものとしてもとても魅力の溢れた映画。

そして競馬の魅力のひとつは(実は私は行ったことないのですが)
騎手と馬の一体感だと思うんですが、『運命的に』相性の良い牡馬プリンスとミシェルのコンビネーションが最高。
車やバイクとは違って、馬は生き物ですから。
感情もあるし、乗せる人を選ぶし、コンディションもメンタルも影響するし。
とにかく可愛くて。

もう、馬好きにはたまらない!!

プリンス🐴も、ミシェルも、互いに大きな怪我の後のリハビリ中に出逢い、馬主に頼み込んで乗せてもらう。
ビーチを駆けるシーンが最高!

自分を信じる心。
あきらめない心。
そして支えてくれる人の存在。
可愛い馬たち!

あかんです、私のドツボな映画でした。

ぜひ大画面で観てください。
レースシーンの迫力が凄いですから。

そしてもしこれを観て感動されたら
「シー・ビスケット」という映画もぜひ。
トビー・マグワイアとジェフ・ブリッジスの競馬ものですが、こちらも超おすすめです🐎
見事な復活に泣けますよ。

Mariko