劇場公開日 2020年9月25日

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「韓国製の派手なアクション映画なんですが……。」ヒットマン エージェント:ジュン お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0韓国製の派手なアクション映画なんですが……。

2020年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

韓国の国家情報院といえば、昔の悪名高きKCIAの後身です。

この国情院が、スカウトしてきた孤児を、秘密暗殺部隊の要員として徹底的に殺人マシンに育て上げ、幾多の非合法殺人を実施してきたものの、その殺人マシン自身は漫画を描くことが大好きな普通の人間。引退後に念願の漫画家デビューは果たしたけど、まったく人気が出ません。

自暴自棄になり、深酒をして、なかば意識もない状態で、昔の非合法活動の数々を実名で描いた作品を、奥さんが無断でアップロードしちゃったものだから、さあ大変。
国情院に狙われるわ、麻薬組織の殺し屋軍団にも狙われるわで、酷いことに。
さあどうなる。……ってのを、コミカルかつ軽快に描く韓国アクション映画です。

観客席で、お金を払って観ている私としては、韓国人のパワハラ体質をまさに体現するシーンの数々が、それをごく当たり前のこととして描かれていることに、日本人と韓国との考え方、物の捉え方の大きな違いを感じさせられ、考えさせられましたけれど、たとえばこれが午後9時からのテレビ番組として流し見するだけなら、十分に楽しめるアクション映画だったと思います。

おそらく続編も簡単に作れてしまう構造でした。そこは韓国の商法なのでしょう。

お水汲み当番