「脚本がちと古臭い」ヤクザと家族 The Family 北枕寝二さんの映画レビュー(感想・評価)
脚本がちと古臭い
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水曜日のメンズデイにいつもの映画館で 観客は3人
この監督の前作が素晴らしく
綾野剛と舘ひろしの組み合わせも楽しみだった
しかし…ダメだった
綾野剛や北村有起哉 豊原功補(あと舘ひろしもどうにか…)
の名演で飽きずに観られる展開にはなっていたが
いかんせん脚本がちと古臭い ステレオタイプなキャラクター
・寺島しのぶの焼肉屋のおばちゃん
・駿河学のガム噛みヤクザ
・岩松了の悪徳デカ
【ダメだと思ったところ】
・あんな大胆なことをする綾野剛が何故逃げる
・病院から抜け出して大暴れしたあと…ん?
・尾野真千子は公務員なのか民間会社なのか
・危篤の舘ひろしが手を握られた瞬間意識を取り戻す
・最後なんで埠頭にいる 警察が現場にいたように記憶しているが
・誰かが誰かを殺す必然性がメチャクチャ 矢印が合っていない
・留守電にそんなに長いメッセージを…(内容はよかった)
【いいところ(も何とか)】
・役者が上手くて結局最後まで見せる
・綾野剛の走りっぷり さすが陸上部だ
・焼肉屋の息子誰だか知らんがよかった ジャニーズ?
大物相手に引かない 最後のセリフ渋い
・取り上げたテーマ…ヤクザの人権
・シラスの密漁をしているところ おそらく取材の成果とみた
こういうのの積み重ねが欲しかった
レビュー高評価が多くて驚きだが
オラと同じ感覚の人もチラホラいたのでホッとした
上映終了後20時過ぎ 相変わらず飲食店は閉店
もはや恒例の駅前広場でのベンチビールだ
皆既月食を観ながらのひとりビールをしみじみ
誰かの月食写真に写りこんでいるかもしれない
尾野真千子の次回主演作(茜色…)に期待しよ
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