「木村さんのお店が続けられているのは不思議」ヤクザと家族 The Family Go-Go- Ko-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
木村さんのお店が続けられているのは不思議
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ヤクザ映画の中ではライトなヤクザもの。
キャストが豪華なので好きな俳優の雰囲気を楽しむってだけで満足出来る。
綾野剛・市原隼人のチンピラからのヤクザへの変わりようが好きでした。
ただ、この映画での変化という点で見どころは
2005年→2019年でのヤクザ・元ヤクザたちの落ち込み感。
ケンボウ以外、みんな目が死んでいるというか、なんて、小さく。。。
北村有起哉演じる若頭中村なんてくたびれたサラリーマンみたいになってたな。
山本大好き大原くんは、撃たれて死んでいなかったらどうなっていただろう。笑
任侠映画とは違うので「ヤクザの凄み」はないけど
現代社会においてのヤクザとその家族の認識や生きづらさ・苦悩にフォーカスを当てた映画として面白かった。
自分はヤクザではないので辛さに共感はできなかったけど
社会を外れた時の現代社会の生きづらさを強く感じて
これからも真っ当に働いて生きないといけないなと思った。
ストーリーや、暴力・抗争シーンなどは
目新しいものを感じず、各キャストの持ち味でいい雰囲気を出てた。
市原隼人の愛弟子感(日本で一番悪い奴らでのYOUNG DAIS然りこの立ち位置のキャラが個人的に大好き)。
磯村勇斗のカリスマ感。
舘ひろし他、柴崎組の安定感(笑
侠葉会の2人の力強さと勢い。
尾野真千子の学生役は少しびっくりしたけど、後半ではかなり役にフィットして
皆が口を揃えて言う「お前さえ帰って来なければ」が刺さった。
ヤクザ絡みが生きづらい中
木村さんのお店が続いている理由は息子とヤクザ絡みの常連のおかげなのだろうか。。。
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