「せつない映画。」ヤクザと家族 The Family Hinotamaさんの映画レビュー(感想・評価)
せつない映画。
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脚本も、役者の演技も流石。納得の出来。
この映画で出てくるヤクザは、良いヤクザ側の物語
ヤクザにしかなれない人生ってつらいと思う。
ただ、不幸な境遇の人は、必ずしもヤクザになるはずでは無いから、すべて環境のせいではない。
普通の人間では出来ない事、暴力とかケンカ出来てしまうのは、その種の性質があるのだろう。
自暴自棄で、自分なんてどうなっても良い、
という自殺に、近い心情もあるだろう。
普通の人間は、どこかブレーキが、かかるものだから。
本当に、社会不適合で、他人なんてどうなっても良いという
ヤクザの方が、ほとんどでないのか?
実際の割合は、わからないが。
いったん道を踏み外してしまうと、元に戻るのは不可能に近いと描かれている。普通に仕事して暮らす事さえ困難なんだ。教訓として覚えておいて損はないだろう。
ヤクザが必要悪だった時代も終わったっていうことか?
ある意味、ひとつの受け皿として機能していたものが、無い時代、その代わりとなるものは、あるのだろか?
見て損はない映画なのは、間違い無い。
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