「強烈な存在感をもって描かれる世界。その狂おしく、切ないお話に圧倒されました。」ヤクザと家族 The Family もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
強烈な存在感をもって描かれる世界。その狂おしく、切ないお話に圧倒されました。
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予告を観て凄く気になっていた作品です。
監督が「新聞記者」の方と知ったらもう観るしかありません。
という訳で鑑賞してきました。
上映開始。
…
…
(136分後) ふうぅぅ…
スクリーンを通して伝わってきたのは
圧倒的に暴力的で
悲しくなるくらい必死に
そこのみにて光り輝く男たちの生きざまでした。
ハッピーエンドなんてあり得ないよなぁ と
覚悟を決めて観た作品で
そしてその予想通り
幸せな結末を迎えた人など
一人も居なかったと思うのですが それでも
ラストシーン
少女が口にした問いかけ
「父のことを教えてくれませんか?」
これだけが、主人公に向けられたせめてもの
救いの言葉のように思えてなりません。
◇
まだ観ていなくて、鑑賞するかどうか迷っている方へ。
ぜひお早めに劇場へ。
上映ワクが少なくなってきています… (泣)
私は観て良かった。
満足です。
◇
綾野剛さん
渾身の演技でした。 特に
館ひろし親分に拾われたシーン。 頭から離れません。
無表情から一転 歯を食いしばっての号泣…
震えました。
藤井道人監督
「新聞記者」がどうしても頭にあったのですが
ここまで新しい世界を描いてくるとは。
36才。
まだ若い監督さんなんですね。
次はどんな世界を見せてくれるか楽しみです。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
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NOBUさんのコメント
2021年2月11日
今晩は。
今作品、圧倒的な面白さでしたね。今日の「素晴らしき世界」も、良かったですが、私にとっては、現時点で邦画ベスト1です。ええっ、もう、上映が少ないのですか!多くの人に今だからこそ"映画館"で、観て欲しい映画ですね。叱られるかな?映画館は清浄な空間だと思いますが、
では、又。