「シンデレラってヤベェやつ」哀愁しんでれら M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
シンデレラってヤベェやつ
TSUTAYAなんたら大賞のグランプリ作品だそうです。出演者も予告も良かったから鑑賞したけど、けどー、イマイチかなと。
世界的に有名な”シンデレラ"をタイトルに入れるくらいなんやから、ガラスの靴や、王子様やイケズな継母やお姉さんが出てくるかと思いきや。
キンキラキンのハイヒールに、表向きは王子様だけど実は頭ちょっとおかしい男に、優しい父親でしたよ。 ちょっとシンデレラとタイトルに入れるには要素が薄い気が。
まさかまさかのシンデレラ自身が継母になるというストーリーだとは。
"良い母"という概念に縛られて、現実をまともに見て、解釈して、判断することがだんだん難しくなる女性を土屋太鳳ちゃんが頑張って演じてました。
作中、三人が家族になった後、海辺の公園みたいなところで、絶好調に踊るシーンは、ここで急にミュージカル??と頭が追いつきませんが、三人の幸せな気持ちを表していたのかな。
物語自体があっちにもこっちにも手を出し過ぎているので、広く浅くの脚本がちょっと薄味過ぎてエンディングが、これでええ〜の?と苦笑いになりました。なにより、このご時世で、子供にワクチン打ってるっていう設定がなんかもー(笑)
大吾(田中圭)の母親のセリフで、
「母親になるということと、母親であると言うことは違う」
が一番印象的だったなー。
とにかくいろいろ詰め込みすぎのシンデレラだったなと言う印象。
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