「コンバインとゾンビ、ゾンバイン」ディストラクションZ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
コンバインとゾンビ、ゾンバイン
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なんと故ジョージ・A・ロメロの息子キャメロン・ロメロが製作。さすがに父親の作品をリスペクトしたかのごとく、“歩くゾンビ”ばかり登場する(中には走るヤツもいたが)。どことなく『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の雰囲気たっぷりのシーンもある。悪く言えばちょっと古くさい作りのゾンビ映画だ。
避難所にもなってる警察署内での攻防、そして1人の女の裏切り行為。「何千人殺した」などと元警官サマーズ(トニー・トッド)とルーク(スティーブン・ルーク)が会話してるところは、たとえゾンビであれ殺す感覚が麻痺してしまってる様子が窺える。また、ブタ箱にはルークの友人でゾンビ化したデイブが閉じ込められているが、彼を殺さないところがミソ。
ベナと再会し、彼女と行動をともにしたタラとともにベナの父が住む田舎に向かうルーク。そこには多数の武器があり、ゾンビを一網打尽にする作戦を教えてもらう。ところがベナが感染していて・・・
決断を迫られるルークと死を決意したベナ。ここが見どころのはずなのにあっさりと描写されているのが残念なところ。俳優の演技もそうだが、もうちょっと熱量たっぷりに描いてもらいたかった。ラストもあっさり風味。人間にはウイルスと戦う力がある・・・デイブが助かるところでルークの後悔の念が伝わってくる。
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