「狂乱のバブル崩壊前の昭和!哲学が屁理屈だった時代。表向きには何も残らなかった。」ジオラマボーイ・パノラマガール マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
狂乱のバブル崩壊前の昭和!哲学が屁理屈だった時代。表向きには何も残らなかった。
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ストーリーが散文的で、登場人物が多すぎて、それぞれのキャラクターに感情移入ができず、ストーリーの起承転結がはっきりしない。映像は長回しが多用され、眠くないのに眠くなる内容。
こう言った表現はもう古いと感じる。台詞でストーリーを進行させようとしているのだろうが、意図的に滑舌を悪く演出しているので、何を言っているのか分からない。
兎に角、何が言いたいのか、全く分からない。日本有数の芸術系大学の履修者の作品には見えない。まるで、卒業制作作品の様だ。少なくとも、独りよがりな自分の為だけの私小説の様な作品…この映画を見て、どうしたら、共感したり、心が動かされるのだろう。
怖くも、泣けも、怒りもない。ある意味、今まで観た映画で、一番心が動かなかった映画で、時間の無駄と感じた。そんな映画だ。あと二十分。我慢。
八潮団地とパーティとコールガールと東京タワーと建設される高層建造物がバブルというだけだ。バブルの時に10歳くらいだった、演出家の感情が、こうだったのだろうか。
この演出家の作品はもう見たくない。かっこよく見せているつもりだろうが、昭和で表現尽くされたものばかり。
『逆方向の電車に乗ろう!』なんて、何回見たか!
演出家様へ
次回作、作風変えたら、見てあげるから、連絡下さい。(冗談です♥消さないで、)
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