「若ければ自分の片割れにもであえる」ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから さまつりさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0若ければ自分の片割れにもであえる

2020年6月2日
PCから投稿

ハーフオブイット(自分の片割れ)を探すティーン・エイジャーの旅。
劇中に何度も出てくる「日の名残り」はこの作品鑑賞の為に先日予習したが、予習しておいて本当に良かった。日の名残りでは、鳥かごである屋敷に囚われた執事(アンソニー・ホプキンス)は結局ハーフオブイットである女性執事に惹かれつつも結局鳥かごからは出られなかった。それと若さもあってこの作品でのキャラクターは対照的。
天才的な感性を持つが陰キャなエリー。スポーツセンスあり、背も高いが謎にシャイで口下手なポール、超美人で誰もが憧れる陽キャと思いきや本好きで彼氏に意見を言えないアスター。それぞれ何かしら良いものを持っているが何かが欠けていて、足りない何かを人生通じて探していく。
若いって良いなーと思う良い映画でした。
アスターを演じたAlexxis Lemireには注目です。

なつお