「演奏シーンは圧巻。ファン必見ですが、そうでなくても楽しめると思います。」BanG Dream! Episode of Roselia I:約束 かずひこさんの映画レビュー(感想・評価)
演奏シーンは圧巻。ファン必見ですが、そうでなくても楽しめると思います。
僕は、楽器演奏はほんのちょっと趣味レベルでさわる程度で、音楽は昔のテクノポップから洋楽ロック、邦楽ロックといったジャンルが好きです。
なので別にロックバンドに詳しいわけでもないし、機材にもそれほど明るくもなかったのですけれど。
しかしバンドリ!を観ていると機材や演奏がかなりリアルに描写されているので、興味を持つようになりましたし、バンドってこんな感じなのかな、と興味深く観ていました。
そんな背景があるためどうしても贔屓目な感想になってしまいますが、一言でいえば「映画館で観てよかった」と思える作品になっています。
特に演奏シーンは凄い迫力でした。
TVシリーズも 2nd Season、3rd Season で毎回のようにライブのシーンがあって動きがリアルで凄かったのだけれど、あれを軽く上回っています。
リアルバンドのライブも時々観に行っているので、ライブはライブならではの感動があるのですけれど、こんなカメラワークはリアルでは無理なので、映画ならではの見所ですね。
ストーリーはスマートフォン・ゲームの Roselia のバンドストーリーを元にしているので、ファンならば展開を知っているわけですが、実際に映像化されたものを観たら感動できるという事は、それだけ情熱を込めて作られた映画なのだと思います。
尺が短かすぎるのではと思いましたけれど、テンポよく進むので、これはこれで良いのだと思いました。
女子高校生のガールズバンドという設定ですから、Queen のフレディー・マーキュリーのような波乱万丈はありませんが、とはいえメンバーの個性と関係性に引き込まれると思います。
「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディー・マーキュリーが「バンドは家族みたいなもの」と言っていますが、Roselia のメンバーの関係性もきっとそうなのでしょう。
これで終わりではなくて、6月公開の Episode II: Song I am. に続くわけですが、Episode I のラストは割とうまくまとめられていると感じました。
Episode II も楽しみです。
そしてきっと Roselia は Episode II で終わりでは、ないはずです。