「蘇ったミクロの決死圏」人体のサバイバル! odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
蘇ったミクロの決死圏
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斬新な体内探検の映像化でアカデミー視覚効果賞をとった「ミクロの決死圏(1966)」の漫画版といったところ、実はこの手のアイデアでは漫画版の方が先、手塚治先生が1948年に「吸血魔團」という漫画で小さくなって肺の結核菌と戦う物語を既に描いていました、先見の明といい、さすが医学博士ですね。
アニメ化の効用として、難しい人体の解説を子供向けにアレンジできる点、まさに面白くて為になる娯楽教材のお手本のような映画に仕上がっています。
冒険物語と言うと悪漢登場で気を揉ませますが、余計な話は省いて46分という短尺に纏めています、集中力の短い子供への配慮でしょう。
更に、本作ではマイクロバブル超音波照射の温熱療法で脳腫瘍を治療と言う最先端の医療まで入れ込んでいるのには驚きました。しっかりした医療監修が行われている点でも製作陣の誠意が感じ取れますね。
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