「これは 極限状態の男の悲喜劇だ」サンダーロード 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
これは 極限状態の男の悲喜劇だ
【 裸になった人の心に触れた時、悲喜劇を感じる】
彼は何もかも上手くいかい
別居中の妻、愛している娘、
職場の署長や仲間も阻害、
タイミングも何もかも悪い
母への追悼
深い愛情
冒頭の長いワンカットのシーン
そこで吐露し踊る姿は奇行か、
それとも自分に素直な表現か、
怒りっぽい彼の姿は異常か、
それとも自分に素直なのか、
娘の遊びについてゆけない
でも努力はする、近づけるように
すごく愛している娘
相棒であり親友との絆
その家族との微妙な交流
ときどき笑え、涙する。
それから彼はどん底を知る
彼が真剣であればあるほど
周りは戸惑い奇人扱いする
客観的に、悲しいほど奇人になる。
しかし誰もが彼と同じということ
裸の心を隠しているだけ
彼は自分の悪いところを娘が遺伝したと知る
失望するが、最後に娘の未来を感じる
それが実に明るく素敵な未来だと感じ
そこで、笑い、泣いている
深い愛情、その顔で終わる
きっと祖母と同じ道をゆくのだろう
【ここから飛び出して自由の未来へ】
この映画には題名であるボスの歌は無い
ただ、テーマにはボスのThunder Road がある
ピアノ、そしてハーモニカが流れる。
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