劇場公開日 2021年10月1日

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「宮城の過去と現在」護られなかった者たちへ アップルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0宮城の過去と現在

2021年10月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

地元、宮城の至るところでロケを行った映画。観ていて、これは〇〇だなぁとロケ場所を考えながら、佐藤健、阿部寛、清野伽耶らの演技の上手さにスクリーンに惹きつけられた
普段善人を演じている役者達が、悪役を演じていることが物語に深みを与えている
しかし、いくつかの残念な点も…
2011年と2020年を行き来しながら物語が進んでいくが、この場面はどちらの話かが、佐藤健の髪型も服も変化があまりないのでわからない
何年かとあえて表示しないことにしたのが監督の意図かも知れないが、佐藤健の外見でわかる様に髪型や服装に変化を加えれば、もっと良い映画になっただろうに
例えば、韓国ドラマ「ジキルとハイドに恋した私」で主演がひとりで二役を演じ分けているが、佐藤健にも9年という時の流れを演じ分けて欲しかった
東日本大地震を体験し、今、生活が困窮して生活保護受給をしている方やしようと思っている人達に観てもらいたい話だが、実際には映画を観る余裕はないのだろうと考えさせられてしまった

アップル