劇場版 きのう何食べた?のレビュー・感想・評価
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原作へのリスペクトを感じる良い実写化作品。
原作を読んでいて、TVドラマ化された時に珍しく観ました。(普段ドラマあまり観ないので。)
内野さんガタイ良いのにケンジなのか…と、最初のキャスティング発表で思ってたんだけど、内野さんマジでケンジだった…。
ドラマも映画も本当に原作に対して誠実に作られて居るなぁと思います。
ストーリーは知っているものですが、映像化する事でセリフだけでは補完できない仕草や表情、空気感などが伝わる良い映像化(実写化)作品です。
中年のゲイカップルの話では有りますが、家族の在り方、向き合い方の話であり、其々の人たちの互いを思い遣るカタチが垣間見える「人間ドラマ」作品です。
美味しいご飯が食べたくなります😌
ふたりが大好き
名優さんたちは流石
ドラマ版では出なかった部分からはぐらかされた本質が滲む
ドラマも完走したので駆け込めて良かった。けど、ブランクもあったせいか、少し本質をはぐらかされてる気がしてならなかった…。
結構ドラマ版は観やすくて楽しかったしノイズも少ないから凄く平和に感じてた。しかし、今作は2時間程ある訳で。となると、いままで少ししか顔を出していなかった親との問題や、周りとの関係性が強く絡んでくる。そこに対しての答えに少し疑問が残った。少しはぐらかされて本質を追わず、2人の円満さのみを引き出そうとするから、それは違うような気がしてしまう。2時間だからその引き出しは多く、それを万事解決って顔をすることに違和感を感じてしまった。30分ドラマでは見えない部分が浮かんでくるのは仕方ないとは思うけどね…。
相変わらずキャストの個性が光っていて楽しいけど、松村北斗と我妻三輪子の2人の新キャラが意外と刺さった。なんか引き寄せられる我妻三輪子を平然とブスと言う松村北斗の毒っ気に引く(笑)。相手を考えることが作品の核にあるからこそ、ああいう能天気な奴もいるんだろうな…と思う。あと、チャンカワイがきちんと弁護士として働く姿を観れたのが新鮮だった。しかもいい表情するし…。笑
今回も美味しそうで楽しそうで癒やされた。ただやっぱり家で観る方が自分には合ってるのかも。駆け込めたのはホント良かった。
はっきり言って最高アンド最高
“誰かのうれしいはやっぱりうれしいじゃん”
恋愛映画はこうあるべきだよね、といいたいくらい
本当に純粋でリアルな美しい愛がみえた。
LGBTQ +などジェンダーに対する多様性は少しずつ広まってはいるが、まだまだ本当の意味での理解は薄く、どこか他人事として捉える人や普通じゃないとカテゴライズする人も多い。
それでも、好きなものは好きで、好きがゆえにうれしいこともあれば不安に感じることもある。
人が人を好きになることに、性別は関係ない。
だからこそ、同性愛だからできないことや公にできないことがあることが悲しいのでもあるが…
たとえ自分が普通じゃないと言われても、
“誰かのうれしいはやっぱりうれしいじゃん”
と言える賢ニの強さは尊敬する。
私も、誰かのうれしいを同じようにうれしいとかんじられる人間でありたいと思う。
メリハリが無く面白みに欠ける
テレビドラマ版は未視聴で鑑賞しました。全体的な雰囲気としては悪くないが淡々とした展開でメリハリがなく面白みに欠ける。ワンパターンで途中で飽きてしまい時間も長く感じた。主演の二人の演技は良かっただけに、もう少し周りのキャストも上手く演出して欲しかった。
2021-205
内野聖陽に魅了されて
netflixで初めて知り、とても面白くて笑えるし、ほのぼのとして癒やされるドラマでした。それからというもの何回もドラマ版とSP版を観てリピートしまくりです。何故か飽きない。
幸いにも、丁度、見始めた頃に劇場版をやっていると知り、早速観てきました。
ドラマ版の延長と言う感じで面白かった。
また、おかわりしたくなる内容でした。
最初に書いたように、内野聖陽のケンジ役が素晴らしく、身体全体の動き、手の動きや表情などに惹き込まれて魅了されてしまいました。
原作も買って読みましたが、本の中から飛び出して来たような演技ぶりに驚きつつ、凄いと思いました。
舞台挨拶も拝見しましたが、そこにはケンジはいない!それほどの変わりように、ただ只感心させられました。
まだ、映画はやっているようなので、もう一回観に行きたいと思っています。
西島秀俊さんも、山本耕史さんも、磯村勇斗さんも、それぞれがハマリ役で素晴らしかった。何回もおかわりしたくなる作品です。
シーズン2を期待します。
是非是非お願いします。
よくも悪くも、いつもの、きのう~だった。 ほんわか、生活、生きるこ...
イチャイチャは、たまにでいい。
お話自体はとても面白かった。
相変わらず役者さんの演技、空気感、アドリブ感、原作未見ドラマ版オンリーの自分でもスッと入れる世界が映画でも作られていた。
ケンジやシロさんがお互いを心配するあまり激昂するシーン。目の潤みや手の震えが大きなスクリーンで大写しになって、上手いなーと思った。
お料理も美味しそうだった。
とはいえ、アクアパッツァとか教わるところ、狭い台所で3人で手分けして料理って無理あるだろ、とも思ったけど。
私の好みの問題だと思うが、
映画なのでエピソード、イベントたくさん盛り込んだからだと思うけど、
すれ違い→仲直り→イチャ
このイチャが、私には多すぎた、見てて恥ずかしかった。
大画面がそれを一層強く感じさせた。
決してベタベタしたイチャではなかったので、単に一個人の趣向の話だろうと思う。
個人的には、この話を薄めて特番2時間枠✕2回分くらいにして、それぞれのエピソードをもっと丁寧に時間割いてくれるくらいが私にはちょうどいいと思った。
脚本の改悪がひどい
■脚本
多方面に差別飛ばしてる感じの内容がひどすぎた
1 佳代子さんが孫を産まれたことを伝えたシーン
ジルベールが「気に食わない」「意味わかんない」と。
いや、原作、あのシーン、ジルベールは自分の買い物に行ってかよこさんが来てこれ幸いとばかりにいなくなったし、そのあと、帰宅した時
「あれあのおばさん帰っちゃったの?ケーキ買ってきたのに」とおちゃめな場面がある。
ジルベールは、こんな、人を傷つけるようなこと言わんだろ、と。
子供を産んで幸せな人に対して失礼な発言だと思う。
2小日向さんが「3日もジルベールが帰ってない!」的発言をするも、その日のうちに、「見つかりました。」と言った発言をシロさんにLINEで通告。
原作だと小日向さんの「1ヶ月帰ってこない」「前も確かにあったけど長すぎる…」「ジルベールとの関係を見直そうかと思ってる」シロさんの手を握る、シロさん「!?」みたいなシーンだった。
1ヶ月は確かにまずいし、そのことに対するシロさんの「警察は家族の届けでしか動かない」と言ったまともな発言や、ジルベールが家族から勘当されてるシーンなどがながれ
それでも心配してるんだな!?でも何回もやられてさすがに小日向さん疲れちゃったか…って場面だったのに
映画の小日向さん、ただの迷惑なバカだろ。ジルベールの性格悪すぎる描写にしろ、改悪も大概にしろよ。
3シロさん「俺はこの家帰らない」だけって…それ、ガキじゃないんだからさ
原作だとそのあと「俺が正月に帰るようになったのはケンジに言われたからなんだよ」という発言があって、シロさんのケンジに対する思いやりと、シロさんの母親がハッとする心境の変化が重要なんだよ
あとケンジに「世間から見ると普通じゃない」なんてケンジが口が裂けても言わないようなセリフいわせんなよ!
この安達って人はヘテロセクシュアルへの差別助長しかねない発言してること分かれよ。
原作のシロさん一切、こんな差別発言してないだろ いい加減にしろ
3ケンジの姉妹や母親が押し付けるように田舎に帰ってこい発言する。
なにこの、サッパリからは程遠いネチネチした田舎民のセリフ。昭和かよ。
お母さんこんなこと言わないだろ。もっと原作だと品があるし、ケンジ困らせてるどうしようもない親戚みたいな描写になってるよ!!
あと、最後のレストランでケンジがシロさんに「殺すぞ」発言。
穏やかなケンジがこんなこと言うわけないだろ、しかもレストランでナイフを相手に向けるって、この表現をする人は育ちが悪いだろ。
店側から出禁にされるレベルだぞ。
全然面白くないし、マナー違反だし、素敵なレストランシーンだったのにガッカリしたよ。
4他にも、ケンジがシロさんに「痩せてた方がいいでしょ」発言
これはまあ、ちょっと気にしすぎたかもしれないが一応書いとく
原作のシロさんが好みなのはガチムチ系だ。
5あとなあ…シロさんの俳優なあ…
真面目すぎて性格悪くなってる系のキャラを他の映画でやりすぎてるせいか、原作より1.5倍 性格悪くみえる 脚本の改悪も相まって残念すぎる
シロさん役の人「クリーピー」の時は最高に良かったよ 融通きかないおかしい真面目人間がよく演じられてた。あと、人に対する思いやりがない感じも良く出てた。
6美容院の若造
これは演技指導の問題かな
とりあえずもの食べたまま口開けて話すな、肘を着くな
マナー違反満載 原作こんな表現ないだろ ただの気持ち悪い人間でしかない
うん こいつはタブチくんではない。
■良かった点(ここがあるから評価は3!正直、脚本だけなら0でもおかしくないと思った。少なくとも自分は終始不快な思いをしてた。せっかく楽しみにしてたのに!)
・ケンジ
ほんとに癒される 可愛らしさにますます磨きがかかった演技
金髪も素敵だし良かった
レストランのナイフ事件は黙殺した。
・佳代子さん
美人だよなあ。可愛いよなあ。すこ。可愛い。
・ジルベール
嫌味な感じが最高。脚本のせいでろくでもないことになってたけど、演技が本当に素晴らしい。(つーか小日向さんがガチムチ感足りなすぎる分、ジルベールは脚本以外の演技は本当に原作に忠実だと思う)
手をバタバタさせるの可愛かった。
以上を踏まえて3にした。はあ…。なんか、とりあえず原作読んでイメージ直します。
とても良い映画
観たい映画まで時間があったので、時間潰しのつもりで観てみた…ん?これ?当たりだわ(笑)
TVドラマの劇場版作品って、大概ハズレだし、ゲイを扱った作品は正直ちょっと食傷気味…というか、生々しいSEX描写を見せられるのは、やっぱり生理的に合わない…なので、公開から大分経った作品だけれども、ずっとスルーでした…評価はなんか良いみたいだけれど、どうせステマでしょ…と。
で…この作品。SEX描写は皆無です…キスもしません…かろうじて、手が触れ合うぐらい(笑)逆に不自然とすら思えますが、コミカルな演出が、この作品にいい感じのニュアンスを与えていて好感でした。
海外のゲイ映画とかだと、何やら美しく撮ろうと、そういう演出が目立つんですが、この作品は、どちらかと言うと、彼らを取り巻く家族や友人たちとの、もっと身近な人間関係を、わかりやすい言葉と"料理"で描いています(笑)
最近は、LGBTQという言葉だけが一人歩きしていますが、なんだかんだ言っても、自分も含めて我々は"彼ら"を異質なものとして見ている…そういう現状に対して、本音というかもっと分かりやすい身近な言葉で、双方の正直な思いを語っている作品でした。作品の中には、受け入れられないものは受け入れられない…といった場面も出てきますし、それに対して怒りを表明する場面もあります。
そんな本音の言葉に、というか、時に優しさあふれる言葉に、ラストはもう涙腺崩壊でした…全然期待なんかしていなかったのに(笑)
オススメです!笑
*料理をする場面・食事をする場面が節目節目に出て来るんですが、なかなか秀逸でした。自分もこんな風に料理してみたくなりました。
*内野聖陽は名演でした。来年のキネ旬助演男優賞?は彼で決まりでしょう!笑
*TVドラマ版も観たくなりました(笑)
とにかく内野聖陽さんの演技力に絶賛!尊さ!に驚き!!! この映画は...
とにかく内野聖陽さんの演技力に絶賛!尊さ!に驚き!!!
この映画はドラマの良さをそのまま含め、練られたことがすごくわかります。みているものもゲイという中でそのストーリーの深さをありながら決して重くならず、そこに大切な食事シーンがあったと思えました。映画の食事のメニューは少し高級品だったけれどお料理を夢中にさせてくれました。そして、映画の1場面では、ゲイを明らかにしているケンジの家族お母さん・おねえちゃん2人とケンジの女子トークが際立っていた。 セリフのありorなしに関係がなく全身からケンジをあふれ出る内野さんはさすがですね。本当にケンジという配役を受けてくれた内野さん、ケンジという役割を果たし映画として質をあげてくれたことに感謝したいです。最後に2人や4人の食事のシーンは本当によかった。「おいしい」と話しながら誰かとほっこり食事は良いですね。余談ですがケンジとジルベールは漫画から飛び出た感がありました。小日向さんはさすがにきちんと小日向さん像が作られたという感じでした。さすが山本さんって感じでした。シロさんの漫画イメージからすると少し筋肉あるのか、撮影時期なのか?何なのかな?と思いシロさんのイメージとしてはあまり私は、当てはまりませんでした。
これ以上の配役は無理じゃないか
テレビ東京でドラマとして放映されていたとは知らずに鑑賞。数少ない経験からだけれど、テレビドラマの映画化は鑑賞した範囲ではほぼ全て失敗作ばかりだったと思う。「科捜研の女」とかねぇ、映画としてどうなのというレベルじゃなかったか。ドラマの映画版だと知っていたら、観ていなかったのかも。人気があるということで読んだ原作の漫画も合わなくて、飽きて途中で断念。じゃあなぜ観たのか、上映開始時間がたまたま合ったという理由のみ。「アイスロード」「ミラベルと魔法だらけの家」とこの映画の組み合わせでの2本目。この中でハズレだったのはミラベルのみ。
よくまあ、ここまで原作漫画からイメージさせる人物そのものになってるわ。主役2人はぴったりじゃないか。ストーリーは男二人でも不自然じゃないし、原作どおり料理レシピも有るのね。てっきりレシピ場面は省略だと思ってた。ま、料理をしない私には有ってもなくてもの説明だが。ドラマを作成している最弱キー局のテレビ東京、やるじゃないか。しかし、一番感心したは、繰り返しになるけれど配役。ホント、役についてはほぼ満点ですわ。主役2人以外の脇役も田中美佐子を除いて適役だわ。田中美佐子についても演技とかではなく、原作では小太りでもっとオバチャンだったという理由で合ってなかったと思う程度。だれだろう、体型やらでは市原悦子かな。市原悦子だとキャラ主張が強すぎて、これまたミスキャストですわと書くことになるけど。期待はしていなかった、拾い物の映画だった。
30 凄く考えましたー
こういうのも良いんじゃないの?
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