PLAY 25年分のラストシーンのレビュー・感想・評価
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バルセロナの仇はパリで。
ターミネーター、プレステ、ストファイ、オアシスなどなど。懐かしく25年の歴史を辿れる楽しさもあり
w
1994→2000→2015と、同一人物が成長して行ったのかと思う程に、イメージの合うキャストを探し出して来た執念に拍手👏
これがリアリティを醸し出す重要なファクターになってます。
98年のワールドカップフランス大会とかマジか?と思わされるデジタル処理。こりゃ、どんなフェイクニュースも捏造可能だねw
13歳から仲間とつるんで来たもんだから、素直に好きと言えない愚か者。バルセロナの仇をパリで取るまで15年。あの時の、愚かさも幼稚さも、15年掛けたんだから賢いオトナになってることを祈りつつ。
娘はスマホのカメラで、マックスと同じ道を辿るのでしょうか?良い仲間にも巡り合えると良いね。って事で。
良かった。意外に。
ドロドロ話が、フランスらしくサラッとしてて。
レンズ越しの映像が楽しそうなベタな青春映画です♪
明るく楽しそうで、それでいてホロッとさせる様な青春ドラマをなんとなく期待して観賞しました。
で、感想はと言うと、普通に面白かった♪
まさしく、明るく楽しそうでホロッとさせる様な青春ドラマで、収められた映像がどれも良い。
いろんな懐かしい物も沢山で、様々な曲目も楽しい♪
ただでさえ楽しい10代に仲間がいて、いろんな事をやればそりゃあ楽しいに決まっている。それに気になる女の子にいるし。そこにカメラが回っているならなおのこと。テンションも爆上がりですわな。
そんな青春時代をカメラを通して、いろんな場面を観るのは楽しいし、自分の青春時代を思い出し、重ね合わせる様な感覚になります。
ただし、こんなに賑やかでもなく、ハッピーではありませんでしたがw
主人公はマックスで13歳の時に買ってもらったビデオカメラを肌身離さず持っていて、常にカメラを回している。
勿論、自主制作の映画も作ったし、いろんな記念日的な場面をカメラに収めたし、普通の日常も撮り貯めている。
でも、記念日よりも普段の日常の方が後で観ると楽しいし、いろんな感慨深いものがありますよね。
25年分の撮影したシーンをカメラのレンズを通してと言う事で13歳から38歳までの主人公と仲間達が収められていて、それぞれの年齢をそれぞれの役者が演じてますが、これが結構似てます。
10代前半から30代ぐらいに飛ぶとそれなりに似ているぐらいにで違和感がないんですが、ほぼカメラを回しているなら、急に似なくなるのは致命傷なので、似ている役者を揃えるのは結構重要。きちんとそこを踏まえているのが良い。
また、マックスの幼なじみでヒロインのエマが可愛いんですよね♪
大人になったら、かなり綺麗さんですが、10代の頃のメガネをかけているのがキュート。
楽しい楽しいと書いてますが、難点が無い訳でもない。
カメラに収められた映像の連発な訳ですが、手持ちカメラの設定なので、ずっと観ていると画面の揺れが気になり、些かカメラ酔いをしなくもないです。
また、いろんなテンションが上がった状態での映像が新婚家庭のお宅をお邪魔した際に見せられる、二人の思い出の名場面集みたいで、観ている側のテンションが落ちると急に興味が失せるみたいなw
いろんな青春と人生を描いてますが、レンズ越しの映像が何処か「所詮他人に人生だ」みたいに感じるのはひねくれてますかねw
あと、エマ以外のマックス、マチアス、アルノーの野郎3人がどうも華がないw
なので、集中してみていないと誰が主人公なのかが解り難いです。
とは言え、いろんなお約束もあったり、それの伏線も楽しかったり、「カセットテープ・ダイアリーズ」みたいな楽しさがあり、粗いドットの文字とカセットテープとビデオテープは偉大だなぁw
国は違っても10代の青春時代のそんなに違わない事を実感出来る、ベタな青春映画ではありますが結構拾い物の作品なので、機会があれば是非是非です♪
マックスのことを好きになれない
中学生のときから撮り始めたビデオ。その25年分を振り返る形で主人公の人生を描き出す物語。
当時流行っていた曲も流れたりしてテンション上がるし、こんな青春ものはかなりの好物。でも、なぜか入り込めなかった。主人公たちの悪ふざけが笑えるところもあるのだが、若干引いてしまったからかもしれない。旅行先で隠しカメラを仕掛けたり、赤ちゃんのベッドにキツめのイタズラしたり、子どもの誕生日のケーキをグチャグチャにしたり、大人になってからのふざけ方もエグい。もう大人だぞと。そんな悪ふざけする男だから、奥さんに愛想つかされるのも納得してしまうんだ(これは世代的・文化的な違いもあるかもしれないけど)。
そもそも好きな女の子に告白できないどころか、女の子からの匂わせ行動(というかほぼ告白)にもふざけた返事でごまかしてたくせに、ラストになって急に君のことが好きなんだって言い出すところがまったく共感できなかった。都合がよすぎるんだよ。しかもエマは結婚して、海外で長く暮らして、多分別れて、フランスに戻ってきたらしいが、それでもまだマックスに告白されて喜んでしまう感覚もわからない。ほとんど連絡なんてとっていなかったのに。唐突すぎた。小さい頃のビデオ撮影のシーンをもっと減らして、ここらへんの2人のやりとりがあってもよかったのに。
ただ、あの少年時代のビデオシーンが映画として撮りたいところだったんだろうなとも思う。たしかにそのあたりはそれなりに楽しめただけにちょっともったいない。
【"ボクの撮ったビデオには、いつでも彼女が映っていた・・。" ”25年間カメラに隠れていた男”のじれったい恋物語を1990~2000年代ポップカルチャーと印象的な出来事を絡ませながら描き出した作品。】
-三人の男の子と一人の女の子の13歳からの人生を描いた実録ドキュメンタリー・・・、かと序盤まで思いながら観ていた、完全なる創作映画。
それ程、今作での1990年代から2000年代の映像が、リアリティー感に溢れているのである。
"フランスのワールドカップ優勝シーン"を始めとして・・。-
■印象的なシーン
・数々の、エマからの"好き!"オーラにキチンと答えられず、ビデオ撮影に逃げるマックスの姿。
”真実か挑戦か”ゲームで、エマからキスまでしてもらったのに・・。
-マックス! 女の子が勇気を振り絞って行動しているのに、何をやっているんだ!-
・マックス、エマ、マチアス、アルノー達の何年経っても、変わらぬ友情とおバカな行為の数々。
-4人で行ったバルセロナ旅行での面白すぎる行為。
”ハッパで死んだマチアス"が病院のベッドで寝ている額にエマが書いた◯◯◯。(お上手・・)
その顔で、マチアスは気付かず買い出し!” あー、可笑しい。
" 初めてのドライブ"のシーンも、脳内爆笑である。
・部屋で、どんちゃん騒ぎをしていたら、近隣住民からの通告があったのか、男女の警官が注意しに来るシーン。
男性警官、”お、スリップノットか・・”と宣った後の、
まさかの"「スリップノット(メンバー全員が”マスク”を着用し、1990年にファーストアルバムを世に問い、大ヒットを記録したヘヴィーメタルの範疇に収まらなかったバンド)」を"激アツ演奏&後半デスヴォイス付き・・”(再び、脳内で爆笑する。)
ーフランス警官、お茶目すぎである‥。しかも演奏、歌が滅茶上手い・・。ー
・マックスとエマが二人で、夜のボートで・・・
-お、漸く二人の仲が進展か!と思ったら、突き落とすのかい!おバカマックス。
が、このシーンが多幸感溢れるラストに効いて来るのであるなあ・・。-
・時代感を効果的に現す、数々の音楽。
特に様々なバンドが演奏するシーンで流れる「オアシス」"の"Wonderwall"で、一気に気分は90年代である・・。
・そして、マックスもエマもマチアスもアルノーも、新しい人生を歩み出す・・。
”結婚、出産、
そして、別れ・・。”
<マックスは妻と別れ、母を亡くし、今までの人生を振り返るように、幼き頃からのビデオを見返す・・。
そして、自分の人生で一番大切な"モノ"は何であったのかに気付き、マックスは漸くある行動に出るのである・・。
1990年代に多感な時期を過ごした者にとっては、懐かしくも、心に沁みた作品である。>
■蛇足
・エマを演じた”アリス・イザーズ”のみ、20代と30代を演じた他は、マックス、エマ、マチアス、アルノーの10代、20代、30代の演者をフランス内で選考したというキャスティングの拘り(だって、皆、違和感ないじゃない!)と、
”アリス・イザーズ”さん、どこかでお見掛けしてるよなあ・・、と思いながら資料を見ていたら、イザペル・ユペール主演の”EllE”に出演されていた・・。
慌てて、”EllE”の資料を探したら、いらっしゃいました・・。
ちょっと、雰囲気が変わったかな・・。
人生はムービーストーリー
幼少期から大人になるまでの一部をホームビデオで撮影しそれを一つに繋ぎまとめた作品。幼少期なんかはおふざけシーンが多くそれがまた微笑ましい。
もちろん25年分の歴史が詰まってるわけだから大人にもなり、結婚もする。とても幸せな描写が多く温かい気持ちにはなるが、映画作品として見る場合僕にとってはあまり興味を惹かれる事はなかったかなというのが率直な感想。
人様の人生の作品のためつまらなかったとまでは言わないが、映画作品として見るにはこのタイプの作品ではありきたりな印象であった。
この主人公のようにホームビデオで自分の人生の一部残している人は少ないと思うが、誰しもその人生はムービーストーリーになり得るものである。自分の人生を振り返って浸りたくもなってきた。
初めてのオンライン試写で鑑賞した作品
自宅のパソコン画面に拡大したせいか、ずっと「本当のホームビデオ再編集作品」なのだと信じ込んでしまいました!
撮影の下手さ加減が巧妙ですっかり騙されました。
お父さんが急に映らなくなる辺りがリアルです。
まあ、子供の頃から全員美男美女だし、人生の要所要所を必ず撮影しているビデオはなかなかお目にかかれないので、それでようやく気が付きました。
予告編の印象よりもずっと面白い映画でしたが、このエンディングだけはやっぱり強引すぎる気がします。アメリカ映画じゃなくてフランス映画だし、これは甘すぎない?
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