「コロコロ変わる主人公」ザ・ハント soleilヾ(´ε`○)さんの映画レビュー(感想・評価)
コロコロ変わる主人公
始まってすぐに、あれ?あれれ?どんどん主人公らしき人が死んでくぞ…?
と思いきや、本丸の主人公クリスタルは最初っから凡人とは違う動きをしておりまして、、序盤から強すぎる…!
迷いのない戦闘ぶり、アサシン観てるんかな?ってくらいの強さ。情報収集能力も高くて観察眼も長けまくっている。決して迷わず、騙されず、情にも流されない。スタイルも抜群で、狩をしてる側をバインバインに倒していく、実に爽快…!
映画の本質は、富裕層と貧困層(=労働者層)の対立だったんだろうけど、そのあたりは軽め。
富裕層(=狩る側)も自国以外の問題を解決したかったり、人種差別を嫌っていて、善人なんだよ?!っていうアピールはありつつも、後半さらっと舐める程度なもんで、これはアフガン帰還兵のクリスタルのタフさを楽しむ映画かな。
でもでもでも、ラスボスの女社長はん、8ヶ月の軍事トレーニング受けたって言っても、クリスタルとあそこまで互角に闘えるのは無理なんでは…?そうとう潜在能力高かったのかな。
闘いながらも高級シャンパンを守り抜く守銭奴具合でやっぱ富裕層って金に縛られてるよなー、という皮肉も入れ込んではいるものの、ちょっとシラけるよね。
最後、痛み分けでお互い死ぬね…と思いきや、クリスタルはサンドイッチ完成させて食べて、お腹の傷をバーナーで炙って止血するタフさw
ドレスに着替えてサングラスしたところで
「あれ?ほんとの黒幕はクリスタルなの…?!」って疑念を沸かせてプライベートジェットに乗りこむ…
「あれ??黒幕じゃないのか、もしや最後の刺客はCA?!」と思いきや、違う。
シャンパン飲みますか?飲むよーのやりとり、キャビア食べますか?あなた食べなさいよ、のやりとりで
「まさか?!シャンパンとキャビアに毒が盛ってあって、最終的には富裕層の勝利?!」
かと思いきや、普通に勝利のシャンパン飲んで、CAさんは食べるのを許可されていなかった美味しいキャビア食べられて、めでたしめでたし。
クルクル展開が変わるから最後の最後は…?って身構えたけど、普通に終わりましたとさ。