「ツッコミどころ満載の頭の悪さ」ブラッドショット コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
ツッコミどころ満載の頭の悪さ
『ワイルド・スピード』のヴィン・ディーゼル主演アクション。
『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』の、グルート並みのオツムな筋肉キャラを演じていて、なかなかよい遣い道。
科学者の発明した、細胞を復元するナノマシンを体内に入れられた元軍人が、死から復活。
どんなに傷ついても瞬時に治って死なない、怪力ゾンビ化。
妻と自分を殺した犯人へ復讐するため、研究所を脱走し……
と、至ってシンプルに思えたが、一捻りあり、脚本の工夫が楽しい。
ツッコミどころ満載で粗いけど。
問題は、登場人物が致命的レベルで皆頭悪いのよ、これが。
そこが脚本の粗さに直結。
次にどうなるかも、予想の範疇。
平日昼間にテレ東の午後ローで、ながら見すればいいくらいの内容。
悪役(ガイ・ピアーズ)がゲス過ぎる怪演をしていたのと、ヒロインが2人とも可愛かったからいいか。
ヒロインの片方は元イーロン・マスクの嫁だったタルラ・ライリー。
片方は『アリータ: バトル・エンジェル』で殺人サイボーグを演じていたエイザ・ゴンザレス。
こういう毒にも薬にもならない、観てる人間のIQが下がりそうな話を、スクリーンで観られる日常が戻ってきたことに感謝!
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