「悪くは無いが地味…」ブラッドショット Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
悪くは無いが地味…
コロナ自粛明け再開後
延期が続く映画館は公開作品に悩んでいる
ところを珍しい新作映画がという事で鑑賞
感想としては大雑把な世界観だし
どっかで見たようなネタ満載ではあるものの
そんなに悪くなかった印象です
生傷だらけの命知らずの海兵隊員のレイ(ヴィン・ディーゼル)は
任務を終えた後妻と水入らずの所を突然捕らえられ目の前で妻を殺され
自分も殺され…たはずなのにふと台の上で目覚めます
戦傷を負った兵士をハイテク義肢等で超人に蘇らせるRST社の
開発した血液内のナノマシン「ナナイト」で驚異的なパワーと
回復能力を持って蘇ったレイは記憶を失っていたものの
そこで知り合った同情的な女性兵士KTと会話していく中のふとした
キッカケで記憶に残る妻の仇の顔を思い出し制止を振り切って
ぶっ殺しに行きそれを成し遂げます
ところがその記憶は都合良くRST社社長ハーティング(ガイ・ピアース)
がレイに消させたいヤツの顔を記憶操作して実行させていただけで
実際の妻も生きており5年前に自分が失踪しており妻は家庭を持っていました
…ここで疑問が色々出来てきます
じゃあレイはそもそもどこで死にかけたのか
そもそも海兵隊員だったのかすら記憶操作じゃないのかと思えてきます
(まぁ他の改造を受けた連中は兵士らしいのでそこは合ってそうですが)
またなんでそこまでしてレイに殺しをさせたかったのか
どう見ても他の連中に従順そうなヤツがいました
結局レイはハーティングの企みに気がつきますがナナイトの
管理は握られており逆らえませんさあどうするか
そこでKTは自分が消してこいと命じられた元RST社社員の
とこにいた天才エンジニアがそもそもRST社の開発の
ソースコード(オープンソースだったらしい)を作ったとのことで
逆乗っ取りを仕掛けハーティング他配下の兵士もまとめて
ぶっ倒してしまいます
アメコミが原作とのことで
ツルッパゲアクションスター御三家の一人
ヴィン・ディーゼルはハマってたと思いますが
夕日のハイウェイをクルマで流してるシーンなどは
ぱっと見ワイスピに見えて仕方がなかったりしました
全体的にメカデザイン等非常に凝っているし
肉体再生のシーンなどのCGや
アクションもなかなか見応えがありました
設定面が攻殻機動隊やユニバーサルソルジャーといった
既視感あふれる感じなのが逆にアクションシーンを
集中して見られたのかもしれません
でもやっぱり全体的にはなんか地味な感じでした
続編もやれなくはなさそうですが
果たしてやるほどの興収が見込めるのかどうか
アメリカも3月公開だったようですがコロナですぐ
映画館閉めちゃったと思いますし
ちょっと可哀想な作品ですが映画館応援するつもりで
観に行くならおすすめの作品です
(でもイオンでしかやってないっぽいですね)