君といた108日のレビュー・感想・評価
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究極のラブストーリー
シンガーソングライター・ジェレミーキャンプの半生を描いた究極のラブストーリー。若い二人が想像を超えた苦難に自ら立ち向かう物語で真にこれは愛の成せる業。心がシビれるような二人の愛に感動し涙が溢れ出ました。
せつない純愛物語は個人的にも大好きでありキャストも展開も歌もすべてが最高で至高の時間でした。
「恐れないでただ信じなさい」
2022-33
信仰を持つ人の愛の深さ
恋人・夫婦の愛、神への愛、家族への愛、友人への愛。
苦悩さえも神が与えたもうた贈物だと受け入れられる敬虔で無垢な信仰。支えあって分かち合って彼女の残した思いを受け止め前に向き直る。
とても美しく切なく力強く、昇華されていく愛。誰かのためになりたいと当たり前に行動できる優しい人たちの物語。信仰の薄れた日本にあっても、信仰を持つ人の愛の深さと信を置いたたくましさ、とてもうらやましくなりました。
泣きました。
明後日でロードショーが終わるため、駆け込みで見てきました。
私は無神論者なので神の存在は信じてないんですよ。でもこの映画は神様ありきで話が進みます。
ジェレミーが歌う歌の歌詞も神様の事だらけ。ちょっとなぁ〜って思ってしまいました。
けど、その事をちょっとこっちに置いといて、普通に恋愛映画として見たらかなり好きな映画でした。
事実を元にしてるって事だけど、不思議な話ですね。
ジェレミー・キャンプが結婚後わずか4ヶ月で亡くなった妻におくった曲に込めた想いとは?!
神への信仰心から生まれたゴスペルや、そこから派生したソウルミュージックというものがあるが、主に白人においてもCCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)という神や聖書について歌ったジャンルがあり、サブジャンルとして、クリスチャン・ロック、クリスチャン・ポップスというように派生していく。
今作はそんなCCMの人気歌手ジェレミー・キャンプの実話をベースにした物語である。
監督を務めるアンドリュー&ジョン・アーウィン兄弟は『アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌』や『ウッドローン』、ドキュメンタリー『The Jesus Music』など一貫して、CCMやキリスト教への信仰心を描いた作品を手掛けている。
今作も宗教映画の側面もあるが、宗派の違いはあれど、アメリカの人口の8割がキリスト教ということもあって、宗教が身近な存在としてある。
キリスト教に馴染みのない日本人にとっては、死に関しての考え方や歌の歌詞など、少し違和感を感じる部分もあったりはするが、純粋な愛の物語として観てもらいたい。
ジェレミーを演じたKJ・アパをキャスティングしたのは、『リバーデイル』で歌うシーンを観たからであるし、KJ自身もクリスチャンの両親のもとで育ったこともあり、神への信仰心をもともと持ち合わせている。歌詞に対しての説得力をもたらしているのは、KJの功績が大きいといえるだろう。
ジェレミーの妻メリッサは結婚後わずか4ヶ月後に卵巣腫瘍で亡くなっている。逃げ出すことなく、病気を知ったうえで結婚したジェレミーの覚悟、そしてメリッサが生命のサイクルとして死を受け入れたこと。
一度は「神は存在しているのか」と信仰が揺らいだこともある。しかし、その経験によって神への信仰が揺るぎないものとなり、 CCM 歌手として成功することで、歌の中でメリッサは生き続ける。
神が銀河をつくった。ん?ダーウィンは?
アメリカ、広いな。
宗教で繋がりをもつコミュニティで、こういう出会いがあるんだ。
それに、宗教音楽というジャンル?がミリオンセラーを生むマーケットというのも、アメリカならではなのかな。
そういうバックグラウンドを抜いても、この映画の配役がとても魅力的。
だから、あまり宗教色が気にならないというか。
人生の出会いとか、偶然とか、そういうことを神の導きととるのか、運命ととるのか。それだけのことだけど、この映画を見ると、神の存在もあるのかなと思ってしまう。
まあ、神が銀河つくったとなると、ダーウィンの進化論、どうなるんだ?って思ってしまうけど(笑)
自分が病気になった経験が、他のだれかの役に立つのならという気持ちが、映画化までになったのだとしたら、やはり神は見てるのかな。
人生は苦難の連続だったけど、楽しいという父の言葉など、台詞に込められた教訓が見逃せないかも。
メモとりながら、観てました!
クリスチャンには理解が深まり響くのだろう
実話に基づくストーリーで、本作の持つ美しさと哀しみに涙を流す人が多いでしょう。脚本も悪くないし、スクリーンいっぱいに広がるアメリカの広大な風景からは、旅への思いを掻き立てられます。海も山も街並みも美しかったな。
しかしながら“宗教ソング”あるとは知らなかった。しかもキリスト信仰者が多い欧米では割と普通なんですって?
楽曲そのものは美しく、ギターの音色にも癒されます。
だけど、無信仰の私、神はいないって思ってるタイプなので(むしろ神は自分自身だって結構本気で思ってますw)本作が伝えようとしていること、主人公の想いの深い部分には私には到底理解できず、正直響かなかった。
敬虔なクリスチャン、少しでもキリスト教を勉強した人なら理解が深まり、本作に共感すると思います。
想像以上に宗教色が強い作品です。けっして否定しているわけではありませんので💦
主人公の男の子カッコいい!北村匠海くんにちょっと似てる。
なんの情報も入れずに鑑賞したので、宗教色が強すぎる作品に面食らって...
なんの情報も入れずに鑑賞したので、宗教色が強すぎる作品に面食らってしまいました。なんじゃこりゃ。
クリスチャンシンガーの半生を描いた作品だったんですね。
ブリットロバートソンがキュートじゃなかったらだいぶキツかったんじゃないでしょうか。
ミュージシャンの半生を描く映画多すぎてウンザリもう観なくていいやと思っていたところだったので個人的ガッカリ感がものすごかったです笑
Shania Twain 出てた? 一曲も歌わないけど
Shania Twain が歌うのを待っていたら、終わっちゃいました。
主演の女の子?は原田美枝子になんとなく似ていました。
ジェレミー・キャンプは実在するシンガーソングライターとのこと。若いときに結婚した彼女が卵巣腫瘍でわずか4カ月で亡くなったとのことです。麻美ゆまさんを思い出しました。
無宗教の当方にとっては残念な作品
映画の冒頭で、主人公ジェレミー・キャンプが障害のある弟に対して見せる優しさと、その様子を両親が誇らしげに眺めるシーンに、先ず感動する。この感じで進む物語なのだと思った。引越し先の大学寮に向かうバスのシーンで期待が膨らむ。
ところが、ライブイベントで当方の予想は裏切られる。歌われる歌詞はすべて神に捧げられるもので、要するに本作品はキリスト教の信仰の映画なのだ。申し訳ないが、無宗教の当方にとっては理解し難いところがある。
ヒロインのメリッサは天文学の基礎知識があるようで、プラネタリウムのシーンでは、天の川銀河とアンドロメダ銀河について解説し、無人のコンサートホールのシーンでは超新星爆発について解説する。超新星爆発はマイナス15等星とも言われるほどの明るさだ。ただ恒星の最後は、超新星爆発の他に白色矮星になることもあるので、メリッサの解説は必ずしも正確ではないが、星の最期は明るく光り輝くことを言いたかった訳だ。ロウソクの炎の最期と同じである。ここまではまあいいとしよう。
しかしそこに神という概念を持ち込むと、科学が一転して、妄想になってしまう。多分キリスト教徒にも理解し難いのではなかろうか。アルベルト・アインシュタインがキリスト教徒だったからといって、物理学に神の概念が入り込む余地はない。神が宇宙に遍在すると言いたいのかもしれないが、それだと日本の八百万の神みたいになってしまう。キリスト教は一神教だから八百万の神とは違う。メリッサの信仰告白は理屈っぽいが、何が言いたいのかさっぱり解らない。雰囲気だけで話している気がした。
ジェレミーの優しさと献身は解るのだが、そこに神の加護を求めるのが、ちょっと違う気がする。日本で一昔前まで行なわれていたお百度参りみたいである。民間信仰だ。日本のお参りは宗教ではなくて、ご利益(りやく)を求める迷信だ。キリスト教は罪を悔い改めるのが基本だから、ジェレミーが神にご利益を求めるシーンに違和感があったのは当然だと思う。ジェレミーの信仰は迷信と同じなのか。
そういう訳で、感動的なのは冒頭だけ。ライブイベント以降は、見知らぬサークルのイベントに初めて参加した新入生みたいに、居心地の悪い思いで鑑賞することになった。無宗教の当方にとっては残念な作品である。しかしもしかすると、クリスチャンの方々が観ると感動するのかもしれない。決してキリスト教を貶めている訳ではないので、誤解のなきよう。
宗教的シンガーソングライターをどうとらえる?
神について歌うシンガーソングライターの曲が、50万枚も売れるということは、日本ではありえないだろう。
リベラルや社会主義がはびこるアメリカだが、こうした保守的な感性は生きているのだろうか。
コロナウイルス騒動やCO2問題を見ても、科学的と称するものが幅をきかせているが、この映画のように、神の奇跡や信仰による奇跡を信じている人達はどの程度いるのだろうか。
LGBTQを許容する社会は成熟した科学的な社会というのが世の常識になろうとしているのかもしれないが、宗教はLGBTQなどというものは認めないだろう。
神は死に、科学は勝利したのか?
ジェレミー・キャンプやドナルド・トランプのような人が出てくると、アメリカには、一定の保守層がいることがはっきりとわかる。
日本は様々な許容性を失い、何も判断できない国になりつつある。
この映画は、単なるラブストーリーてはなく、信仰を題材にした映画だ。
この意味が日本で、どの程度理解されるだろうか…。
行儀よく全国民がマスクをしている日本だけが30年間経済成長していないらしい。科学はどこにいったのだろう?経済と科学は別だと言いたいのだろうか?
この映画を観ていると、信仰による奇跡を信じる者の方が崇高に見えてくる。「奇跡」を「遅れた科学」が解明できないだけのことではないのか?
ぜひ劇場でお確かめください。
超新星爆発❗️
ラストからエンドロールにかけての資料映像や解説からすると、この映画は実話に基づく話だったのですね。すみません、何も知らずに見てました。
❶何も知らずに見ている間の印象
なんでこんなに宗教推しなのだろう?
話自体は〝泣かせる韓国映画〟のリメイク版かと思うくらい、要所要所で的確に畳み掛けてくるのだから、そちら方面で不必要に推しが強過ぎると却って、こちらは引いてしまうのに…なんだかもったいない。
❷クリスチャンシンガーソングライターとして実在することを知ってからの感想
劇中で流れる曲は馴染みやすくて、聴き心地も良かったのですが、あの直接的な歌詞表現は宗教感覚の乏しい私の感覚では繰り返して聴くことはないかな。
私の中の偏屈の虫はこんなことを言ってました。
4度のゴールドディスク獲得って、もしかしたら、我が国で『○○革命』が出るたびに、書店の平積みスペースなどであまり見かけないにも関わらず、なぜかベストセラー上位にランクインするのと同じような背景があるのですか?
『コーヒーが冷めないうちに』と似たような啓蒙・啓発臭を感じてしまい、度量の小さな私には、なかなか切り替えができません。
※超新星爆発にまつわる余談
超新星爆発といえば、近々起こるかもと言われているのが、まさに今が見頃?のベテルギウス。
冬の大三角形のひとつで、オリオン座の左上に位置する赤い星です。この時期、晴れていれば肉眼でもすぐに見つかります。
いま、ベテルギウスは恒星の一生のうちのほぼ最終盤に当たる〝赤色巨星〟の段階で(だから赤い)、あとは超新星爆発を待つのみ。超新星爆発直後は半月並みに明るいので、太陽と月を除けば、もっとも明るい星として輝くことになるそうです。
地球時間の感覚では、数秒とか数分後に起きてもおかしくない段階らしいのですが、宇宙時間(地球ですら45億年以上の歴史がある)に置き換えると、明日爆発しようが、一万年後に爆発しようが、誤差の範囲内というのだから、もし我々が生きているうちにベテルギウスの超新星爆発を見ることができたら、奇跡中の奇跡ということになります。
素敵な歌声
最初の出会い素敵でした!
メリッサの病気には、驚き、復活にはビックリ、やっぱり再発。
でも次につながるメッセージを残してくれました。
ギターと歌声素晴らしいです。
お父さんの優しさ伝わりました。
エイドリアンのコメントよかったです。
ラストの結末痺れました。
隣の人が大拍手、わかります。
信仰と医学のはざまで。
今年3本目(合計280本目/今月3本目)。
他の方も書かれていたように、かなり宗教(キリスト教)的な内容が多い映画です。もっとも教えを強要するような内容はないのですが、かなりの部分が占めます。
実話をベースにした映画なので、あることないことかくことはできないので、実話をベースにして多少不明な点は付け足して作ったのだろう、と思います(なお、最後にはどのような余生を送ったか、などについても示されます)。
個人的には、心臓病などのいわゆる入院を必要とする「大病」に対して、宗教の信仰を優先して治療しないのか、あるいか「宗教と科学は切り離して考えて、確実に効果があがるとわかる科学(換言すれば、医学)を優先するか」という視点を誰も持っていなかったのが驚きです(主人公たちはおろか、実家の母親やらなにやらもまったく口を挟まない)。
日本ではこういう場合、子供であれば「親権を取り上げて行政が強制的に介入」という扱いですが、いい大人(映画内では、大学生で1学期分休むなどと言っているので、19~22くらい?)ではそれは無理です。そして究極的には(日本基準でいえば)思想良心の自由や選択の自由(自己決定権の尊重)という部分に化してしまうので、いくら医者でも強制することは(大人に対しては)できません。
ただ、誰も「いや、ちゃんと医学で直したら?」ということも言わず、信仰心が厚い方なので、「空に手をかざしたら直った」というような発言もあり、ああいう病気(ネタバレになるので回避。日本では普通に「かかったら命はほぼない」とされるほど大きな病気)に対して当人(患者)でさえそうだと、親(彼女にも親はいるはず)も何も言えないのか言わないのか、難しいところです。
日本ではこういう部分は「宗教と医学は切り離して考える」というのが普通で問題は余り起きませんが、古くは新興宗教が怪しい療法を強制したりといったことがあったのも事実で、今でもアトピー等でもこういうことが問題になる(2020年だったか、それをテーマにした映画があったっけ…)ことはご存じの方も多いと思います(水を飲むとアトピーが直るだの直らないだのという展開)。
日本で普通の知識を持っている方だと、「日本とアメリカだと宗教に対する考え方が違う、医学と宗教が融合している」というとらえ方(常識的に自己選択権に基づく場合、どちらが正しい間違っている、という対立関係にはならない)にしかならず、ちょっとここは怖いかな…と思いました(こうした部分に関しても、フォローもされない)。
もっとも、そこ(日本とアメリカでの「病気」に対する、宗教優先か医学優先かの論点)より、本映画はドキュメンタリー映画なので、そこをどうこう言うより、そちらがやはり論点になるのだと思うところ、結局この映画はこの部分に大半がつきてしまうので、「ある程度」前提知識と「バリア」がないと、「変な方向」にはまりかねないかな、というのがある程度危険に感じました(ただ、これも日本では思想良心の自由や信教の自由、自己決定権が憲法で優先されるので、なかなか表立って論じにくいテーマ)。
何が正解なのか(信仰を優先するか、医学を優先するか、あるいはその半々的に取るか等)、色々あるかと思います。120分ほどでよくまとめっているので、この手の映画(なお、どれかに入れろと言われれば「音楽映画」というカテゴリになると思います。一応、数曲は流れます)が好きな方は、今週(といっても、年始)はお勧め以上になると思います。
採点にあたっては特に減点要素はないので(上記のことは本当に日本でもどこでも、個人の自己決定権が尊重されるべきなので、私の考え方を根拠に減点することは、できない)、5.0としました。
【分かってはいたが、涙腺が緩む作品。シンガーソングライター、ジェレミー・キャンプが若き日に経験した哀しくも美しき日々を描いた作品。ジェレミーを演じたKJ・アパの歌が心に沁みる作品でもある。】
ー 実家を離れ、大学生活を始めたジェレミー(KJ・アパ)は、ロックスターのジャン・リュックに才能を見出され、大学のライブイベントでステージに立つ。
その時、目に入った美しき女性メリッサ(ブリット・ロバートソン)。
二人は、既に面識は有ったが、天啓に近い絆を感じるのであった・・。-
◆感想
・メリッサが、ジャン・リュックとジェレミーの二人に惹かれながら、徐々にジェレミーを深く愛して行く姿。
- 男としては、ジャン・リュックは漢だと思う。
二人のキスシーンを見てしまった際には、激怒するが、その後二人を見守る様に身を引くし、ジェレミーをスターダムに上げるために、デモテープをプロデューサーに届けるために、ジェレミーを応援する。
彼は、きっとメリッサの事を考えて、ジェレミーをバックアップしたのだと思う。
何故なら、彼はメリッサの状態に気づいていたと思ったから・・。
(ジェレミーにメリッサの状態を告げるのは、ジャン・リュックである。)
・ジェレミーの両親(父をトム・キャンプが演じている。嬉しい。存在感抜群である。)と、メリッサの両親が素晴しい。
- 後半、ジェレミーが、障害のある弟が生まれた時の気持ちを聞くシーンの父親としての言葉には、唸る。トム・キャンプが父として息子を想う気持ちを抑制した演技で魅せる。-
・メリッサとジェレミーの初デート。行った先はプラネタリウム。彼女は劇中、屡、星に関して話をするし、”星空”事態が今作では重要なキーワードになっている。
メリッサは言う。
”星は死ぬ前に、ひと際輝くの・・。超新星として・・。”
・メリッサの癌が発見され、闘病生活を行う中、徐々に小康状態になり、完全に快癒したと医者から言われたシーン。
二人が、親族を集め、海岸で開いた結婚式。ジェレミーが母から貰った結婚指輪をメリッサの指に嵌めるシーン。
だが、癌は完治していなくて、既に手の施しようがない状態になっていた。
- ここは、もう少しキチンと描いて欲しかったなあ。医者の誤診かと思ってしまったよ。-
・メリッサが亡くなった後、自暴自棄になったジェレミーが叩き壊したギター。
その中には、メリッサからの手紙が入っていて・・。
- 彼女は星になっても、ジェレミーを立ち直らせたのだ。-
<数年が経ち、ジェレミーがシンガーソングライターとして地位を築いた後、コンサート後に彼に声を掛けて来た女性。
生前のメリッサに世話になったという彼女が着ていた革ジャンの背中には、ミルキーウェイが刺繍されていた・・。
エンドロールでその女性と結婚し、子供を三人設けた幸せそうな家族写真が写る。
メリッサの引き合わせである事は、間違いないよな・・、と思いながら劇場を後にした。>
人生を創れ☆。.:*:・'゚
音楽好きな20歳の青年ジェレミーが、ライブ会場で出逢ったメリッサに一目惚れ。忽ち恋に落ちる2人だが、メリッサにはジェレミーに言えない秘密があるようで…といったラブストーリー。
2021年最終鑑賞作品‼有終の美を頼むぜ‼
まずは、進学の為家族から巣立つジェレミー。序盤から綺麗な音楽にのせ、門出のシーンが展開される。う~ん、美しい旅立ちだね。初っ端から爽やかな感動を届けてくれる。近くの客席からは、早くも鼻をすする声が(早すぎ!?)
程なくして、メリッサに出逢い恋に落ちるジェレミー。
ここからはまさに王道なラブストーリーといった展開。余計な捻りなどいらんのです。音楽を通し、気持ちを通わせていく若者の姿に、心の中にも風が吹く。
まぁ…どこ1つを取っても、「ただし、イケメンに限る」な展開なのはご愛敬(笑)‼
全体を通し、聴き易いバラードと、アメリカの美しいビーチや自然の風景で彩られる、オシャレで爽やかな作品。若くして癌になってしまう恋人…本人は勿論、ジェレミーやその家族達の心境がうまく描かれており、ストーリーとしては王道だが切ない気持ちでいっぱいになる。
メリッサ…、ジェレミーがああすると分かっていてそこに忍ばせていたのかな…。尚も彼の背中を押そうとする彼女に、思わず涙が溢れそうになった。お父さんも…勇気づけてくれたよね。
歌はどれも良いが、殆どが神やイエス様が~と歌っている歌詞なので、信仰とかに理解がないとまた違った印象に映るかも。
ワタクシは特に信仰とかは無いですが、どんな状況でも神への感謝を忘れないメリッサ達に深く考えさせられた。神に感謝することはなくても、悪いことがあれば運命を呪ってしまう自分自身に気付きハッとさせられる。信仰とかないのにね。
ラストも良かった。ライブ会場、観客のペンライトはまさにミルキーウェイさながら。1人ひとりが大切な星か…。
普通の日常を大切に生きて行こうと、改めて思わされる良作だった。
今年の映画鑑賞はこれにておしまい‼最後を飾る作品として、また良い映画に出逢えてよかった。
皆さんの2021年映画はどうでしたでしょうか?プロフィール欄にトップ10挙げたので、皆様のお気に入りも知る機会があれば嬉しいです~☆
来年も良き作品たちに出逢えますように☆彡
ここまで宗教色の強い映画だとは思っていませんでした 嫌いではないで...
ここまで宗教色の強い映画だとは思っていませんでした
嫌いではないですが
あまり深くは入り込めなかった
ごめんなさい
歌声に心が癒される
アーウィン兄弟監督によるシンガーソングライター実話シリーズ第二弾!!
…って勝手にシリーズ化を希望しているだけですが(^_^*)
前作の『アイ・キャン・オンリー・イマジン明日へつなぐ歌』では親子の関係が描かれていて、歌として昇華されるステージシーンが圧巻!
歌の持つ力も感動的で泣けましたが、本作は更に“泣ける映画”でした!!
K・J・アパの歌声に、大切な人を亡くした心が癒されます。
あんまり“泣ける映画”って表現は好きではないのですが…しかも、年々涙腺がゆるくなっている私の涙なんて、エブリデーロープライス。あまり参考にはならないかもですがσ(^_^;)
お察しの通り、タイトルからしてフラグ立ってます。
嗚咽をこらえるレベルで号泣。
マジで上映時間の半分は泣いていました。
フラグを感じつつの鑑賞だったこともあり、若い二人が惹かれあうところから、ただただ愛おしく。(T-T)
ブリット・ロバートソンがとにかくキュートで好きにならずにはいられない。
K・J・アパも『ヘイト・ユー・ギブ』に続き誠実で真っ直ぐな役柄で、本当にお似合いの二人は息もピッタリ…あれ?
それもその筈。既に『僕のワンダフル・ライフ』で共演していましたね。
あれにもギャンギャン泣かされました。
私はフィクションの力を信じているので、別に実話かどうかは重要ではないのですが、この映画を観ることで、歌を聴くことで、二人が懸命に生きた証を知ることができて良かった。
人よりも優れた才能は神様からのギフトなのだから、その才能は人々の為に使う。
二人の奇跡の物語は、多くの人々の物語となり新しい奇跡が生まれる。
信仰から生まれる強さにも驚きました。
『アイ・キャン…』もクリスチャンソングなのですが、『君といた…』の方がクリスチャン色を強めに感じました。
歌詞の訳詞も「you」を「神」と訳していたし。
そもそもクリスチャンソングなので、聞く人が聞けば「you」は「神」なのでしょうが、『アイ・キャン…』は「you」を「あなた」と訳すことで、一般的で普遍的な意味にも置き換えられていたと思います。
『君といた…』は主人公の二人がクリスチャンファミリーで育っているうえに、奇跡について語られる部分が重要だから「神」として訳されたのでしょうね。
でも、だからと言ってクリスチャンで無い方が見るのをためらわないでほしい!
ここからは、既にフラグを意識しているとはいえネタバレにもなる為、これから映画をご覧になる方はご遠慮ください。
なかなかレビューが書けなかったのは、私も愛する人の最期を看取った経験があるからで…
やはり闘病の苦しさから解放される、奇跡の瞬間が訪れました。
それを神の力だと感じるかどうかは、宗教観の違いでしかないと思います。
星を眺めるのが好きなヒロインは、星の世界になぞらえた世界観を持っているのですが、人間も大きな自然界の一部として、自然界の摂理のなかで生きているのだとしたら、宇宙の銀河とも同じ生命体。
痛みや苦しみから解き放たれる瞬間は、超新星がものすごい熱量で光り輝くのと同じなのかもしれない。
そんな風に思えました。
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