「ベルギーのゾンビ映画」トランジット17 第17区 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ベルギーのゾンビ映画
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冒頭のテロップでヨーロッパで未知のウィルスが蔓延して7年、6000万人が感染死亡と出る。その割には誰もマスクや防護服は来ていないので?・・。
17地区にウィルスに抗体を持つ少女が居るとの情報、治療薬の開発を促すべく彼女の救出にレジスタンス5人が装甲車に乗り込んで出発、車の修理に立ち寄った民家でゾンビの集団が襲ってくる、ここで、なんだゾンビ映画かと納得だが、その後は出てこない。メインは軍とレジスタンスの攻防か?
よく分からないのはシチュエーション、レジスタンスの立ち位置だ、政府は未感染者の隔離政策を取っているらしいがそれへの反発か、治療薬の開発に繋がるなら一致協力すべきなのに内輪もめを起こしている場合ではないだろう・・。一時はテロの温床とも言われたベルギーでは移民政策を巡る右派の台頭など市民感情も複雑なようですから、その辺の含みもあるのでしょう。
ともあれ、レジスタンスの一行はゾンビの襲撃や軍との交戦を掻い潜り、果たして任務は達成できるのでしょうか・・、といったプロット。
ゾンビ映画は1032年の恐怖城(White Zombie)から始まり350本を超えるホラーの人気ジャンル、なんで今更ゾンビと思ったらベルギーでは初らしい、製作・脚本・監督・主演に音楽とガイ・ブレヤートさん渾身の力作なのだろうが特に目を引く趣向も無く、よくあるB級アクション映画といった印象でした。
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