「楓の気持ちは恋愛感情と言うよりは」青くて痛くて脆い asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
楓の気持ちは恋愛感情と言うよりは
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これは登場人物二人の感情のもつれを描いているものであるからカエデがアキヨシに対する恋愛感情的嫉妬と短絡的に描くのは、違うだろうと思う。
初っ端から言ってしまったが、そこが一番言いたいところだったのでつい。
この嫉妬や疎外感は 男男 女女でも十分あり得る。
そこを男女で描くところにこの作品の高度な部分があるはず。
カエデの気持ちは嫉妬と疎外感で、そこから派生する恨みと妬みであるのは確かだ。
だがそれははっきりとした恋愛感情とは違う種類だったろうと思う。厳密に言えば、だが。
自分とアキヨシと
二人で何気に遊びのような気持ちで立ち上げたモアイが
次第に自分たち二人のものではなくなっていく。
もちろんそれはアキヨシに院生の彼が出来た事は大きい。
つまり アキヨシにとっての一番が自分じゃなくなってしまった事に対する寂寥。
カエデとアキヨシが女女でも 男男でも
十分あり得るシチュエーション。
相手に彼や彼女が出来て自分より当然そっちに気持ちの重心が行く事に耐えられない。
もしかして私の事 好きだった?
このセリフは原作にもあるのだろうか。
私はこの原作者が登場人物に付けた名前を見ても、
それがあったとは思いにくい(ただ 確かめる気にはもうならないんだけれど)
他にも語るべき内容はあるのだと思うが、今回はここにポイントを置いてみる。
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おじゃるさんのコメント
2022年2月5日
asicaさん、共感&コメントありがとうございます。
拙いレビューにお褒めの言葉をいただき、うれしい限りです。モアイや秋好を見る田端と同じで、映画も感じ方は人それぞれなので、私もみなさんのレビューから気づかされることがとても多いです。