「刺さるものがあった」青くて痛くて脆い オリオンさんの映画レビュー(感想・評価)
刺さるものがあった
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私は、映画を見終わった後、単純にもやもやした。自身も大学生であるため、大学での人間関係、主人公が持つ意志、意思を成し遂げようと行動すること、大学生であるからこそできることについて、共感しながら鑑賞した。
復讐劇と言われているが、それだけでこの作品を理解するのはもったいない気がして、2時間ぐらい映画を自身の頭の中で振り返った。
この作品は、人によって感じ方が本当にそれぞれ分かれると思う。ただ、一個人の見解としては、楓と秋吉お互いに不足していたものがあったと感じる。これは、私自身にも通ずるものであり、欠如しているものがあるからこそ、思いが通じあったり、通じ合わなかったりして、現実は様々な展開へ進み、一回一回の決断が今を導いているということだと思う。
また、この作品をみて共感が出来たところは自然に相手に対しての理想像を通して見ていることがあるということである。自身の理想としてた相手と違っていたとしても、受け入れられる強さも必要である。
そのため、この作品を通して得た『伝えたいことはきちんと伝える』『出会いを大切にする』そして、一度起こってしまったことに対して復讐をしようとしても何も変わらない、だからこそ『今を大切に生きる』ということが大切であると考え、感想をまとめたい。
主題歌は作品にピッタリの曲であり、映画の理解を助けるものでもあり、作品を見たあとに歌詞の中での『僕』と『君』の感じ方が変わると感じたというのが個人的な意見である。
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