劇場公開日 2021年9月23日

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空白のレビュー・感想・評価

全423件中、241~260件目を表示

4.5さすが吉田恵輔

2021年9月30日
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たま21

4.0焼き鳥弁当といるか雲

2021年9月30日
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泣ける

怖い

辛いシーンが多くて心が痛くなる前半。
登場人物ひとり一人の想いが伝わってくる。
寺島しのぶの役割も重要だと思う。
最期に主人公の二人に救いがあってよかった。

二人ともホッと肩の荷を下ろしたたラストの演技は素晴らしい。

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西国くん

4.0人の不快な部分を抉り溶かすように導く、圧巻の脚本

2021年9月30日
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鑑賞方法:映画館

グーッと首を締めてくるような序盤に耐えられないと感じていたのだが、ホントに素晴らしく、フッと心が軽くなった。噂通りの良作。

万引き未遂による逃走で事故にあい、娘に興味のなかった父が暴走する。そう聞けば猟奇的でダークな雰囲気を連想する。しかし、実際は倫理観を揺さぶり葛藤する個々のドラマなのである。だから、その中でうごめき回る気味悪さを常に浴びている。その状況に本当に耐えられなく、この映画は何処が良いのか分からなくなりそうだった。

だからといって、じゃあ劇的なモノがあるかと言われるとそれも違う。時間が解決する訳でもなければ、報われる訳でもない。個々が少しずつ向き合っていくだけなのである。しかし、それがいかに難しいかなんて容易に想像が付く。これはその空白と対峙する人たちの物語である。

父親を演じる古田新太は圧巻の一言に付きる。定期的に誰かにキレてるバイト先の商管を思い出すくらい、矢継ぎ早に相手を追い詰めていく様は恐怖そのもの。その中にも不器用なのが滲み出ていて、それがジワーッと広がっていく時に涙が止まらなくなった。松坂桃李の虚無な雰囲気も上手いし、寺島しのぶの気味悪い善人面は初めから耐えられなかった。他の人が言うように藤原季節がいなかったら自分も取り乱すくらい耐えられない映画だったと思う。

最後に思うのは、娘の万引きはやっぱり悪いし、マスコミは相変わらず自己的で面倒。だが、それでも当事者にならないただのニュースでしかない。そんなに他人に興味が無いように。

ひとまず、完走できて良かった。そして、何故かこちらまで救われた気さえしてくる。これからもそれぞれの想いを背負って歩いていく姿を観たくなる。

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たいよーさん。

4.0重たい話、胸が苦しくなりました

2021年9月30日
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見るかどうか迷っていた作品
結果見て良かった!見れて良かった!
登場人物それぞれの気持ちを感じ取れました
最初から最後までまでずーっと頭が重く胸が苦しくなりました
この作品は私的に今年のベスト5に入りますね…たぶん
何度も見返したくなる作品ではありません
一度でもいいから見て欲しいです
あなたの人生に役に立つのでは?
少なくとも私には役立った作品です
気になるなら見てください

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883HT

3.5とてもきつい

2021年9月30日
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吉泉知彦

4.0一番の被害者は、、

2021年9月30日
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ゆうすい

5.0松坂桃李をただ観に行っただけでしたが予想以上でした。

2021年9月30日
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泣ける

悲しい

怖い

レビューを私なんかが書くのは軽くなりますが…
エンターテイメントな映画ではないですが重く、暗い映画なんですが凄くいい映画です。
娘や周囲と上手く付き合えない古田新太。万引きに悩む気の弱いスーパーの店長の松坂桃李。この二人だけではなく周囲の役者さんもすこく丁寧に演じていて凄く引き込まれた。
特に片岡礼子さんには圧巻の演技で泣かされました。罵倒するかと思われたが詫び、それでも娘を思う母親で存在感を残したと思います。
前半の暗く重く恐怖でしかない空気を娘の事何一つわかってなかった父が娘と同じ景色をみていたイルカ雲の絵がこれからの光に思えよかったです。
添田の絵は唯一のほっこり。

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nekomachi

4.0私の空白の受け取り方。

2021年9月30日
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重かった。ひとつの死をきっかけに関わった人々の日常が壊れてゆく。失って初めて娘と向き合うことになる父の充。なぜ娘は命を奪われたのか。あらぬ妄想を膨らませ行動がエスカレートしてゆく。しかしこの世の中に目も当てられぬ無惨な姿になった我が子を前に正気を保てる親なんていないだろう。何かしていなければ狂ってしまいそうな日々の中で娘の幻影を追い続ける。

一方スーパーの店長直人。気弱で自己主張が苦手。自称頼られる存在の古参パート従業員に振り回されている。その上事故をきっかけに充やマスコミ、そして世間から容赦なく責め立てられる。何度額を地面に擦り付ければこの後悔や罪を受け入れてもらえるのか。行き場のないストレスに今にも押し潰されてしまいそうだ。

古田新太と松坂桃李の息の詰まるような対峙に胸打たれます。そして少ない出番ながらも片岡礼子さんが圧巻でした。結局みんなどうしていいのか分からなかった。痛みや憤り、苦しみや怒りを誰にぶつければいいのか。

大切な人を失っても過ぎてゆく時間の中でそれぞれが新しい物を手に入れたり、些細なことに救われたりしながら、きっとそうやってこれからも生きてゆく。悲しいけれどいいラストでした。

最後にこの「空白」というタイトルの奥深さ。観る人によって全く受け取り方が違うと思う。さしずめ私はあの日手を掴んでから走り出すまでの時間だと受け取った。その空白に何があったのか。充が最後まで疑念が残ると言った直人のある疑惑。真偽は定かではないものの良からぬ過去の噂。実のところ私も充と同じ不安を拭い去れないでいる。

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はるたろう

4.5これは、、、

2021年9月29日
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泣ける

悲しい

怖い

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石炭袋

4.0怒りでは解決しない。

2021年9月29日
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俳優さん、みんな素晴らしいです。万引きも、恣意的に歪められた報道も、子どもが亡くなった時他者を責めたくな気持ちも善意の押し付けも…どこか軌道を逸脱しているかもしれないけれど、日常にあるあるな感じを、リアル以上にリアルに感じさられました。

途中から、急展開でいい父親になる感じは少し納得いかない気持ちもしますが、最後はなんとなくいい感じなのでよしなのでしょうかね。

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ぷぷぷ

3.0テーマから逃げた安易な感動ラストが残念

2021年9月29日
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東鳩

4.5みんな被害者、誰も悪くない

2021年9月29日
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あさ

4.0追い込み、追い込まれる人の心理

2021年9月29日
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全ての出来事が、明日の自分かも・・・と感じらる作品。
人間の情動が、傷つき、傷つけるという実は怖いものであることを実感した。
主たる登場人物が心に傷があり、それと格闘して生きているのがよく分かるが、その中でも片岡礼子、田畑智子、藤原季節の台詞に気付かされることが多かった。
ラスト、「今までありがとう」「また弁当作って下さい」の言葉にこちらも救われて映画館を出た。

今年上映の映画はどれも見応えがあるが、今回も出演者の実力に脱帽です。
古田新太の狂気、松坂桃李の心が壊れていく感じ、寺島しのぶの偽善に走らないと自分が保てない不安定さが目を引く。
若手では、藤原季節が大健闘。

ふらっと寄った映画だったのに、得るものが大きすぎて・・・有難う。

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かずぴろぽん

4.0松坂桃李クンの演技の振り幅に感動

2021年9月29日
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usausako25

3.0イルカ雲

2021年9月29日
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うじ

5.0心を鷲掴みにされました!

2021年9月29日
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今年観た映画の中では、私的には文句なくNo.1です。冒頭から引き込まれましたが、花音がダンプに引き込まれるシーンはトラウマになりそうな衝撃がありました。作品を通して日本社会の病理や不条理をこれでもかというくらいてんこ盛りにしており、最初から最後まで鳥肌ものの感動作でした。

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Shinzo 009

4.5"正義"と"救済"を卓越した作品力で披露

2021年9月29日
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2021年劇場鑑賞24本目 傑作 76点

長らく予告をみていて楽しみにしていた作品。

1年通しての上映スケジュールを見て、現在の個人的2021年邦画ランキングの順位の変動を脅かすラストの作品かなあと思い、前評判然り上映初動の声の後押しもあって、心を弾ませて観に行きましたが、結論から述べると順位変動はありませんでした。

十分に素晴らしい作品だし、例年だったらベストワンないし、3本の指に入るレベルだと思います。

松坂桃李は新聞記者といい孤狼の血初代といい、どこかパッとキャラ立ちしていなくて、表現が正しいかはわかりませんがモブっぽいポジションをフォーカスした映画の配役が適任すぎる。そのどことないキャラの演技が非常に上手い。

それでいったら今作のキャラクターが一番キャラ立ちしていない配役で、それでも文句ない繊細な演技に流石だなと思った。

古田新太もクソうざい頑固ジジイを絶妙に演じていて、行きすぎないところもたまに見えたり、人によっての心の許し様など、こちらも現実的によくいる人物像を繊細に演じていて素晴らしかったです。

他にも周りにいる人たちそれぞれの正義だったり、綾野剛出演の白雪姫殺人事件にも通じるマスコミや取材の報道の様、昨今の邦画では少なくなってきている描写や台詞で空気を感じる数少ない作品、などなど良い作品である要因は沢山ありますが、今年は個人的に本当に邦画において良い作品が多い当たり年だと思っているので、残念ですが順位変動はほぼなかったです。

けど間違いなく素晴らしい作品です。

是非。

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サスペンス西島

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2021年9月28日
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忠広

4.0片岡礼子の演じる人物について

2021年9月28日
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この映画は道徳を描くものではなく、最後に世間の望むような道徳にたどり着く人を描くものでもないですね。人間を描くことに重点は置かれていますが。
そこから浮かび上がるのは、他者に過度に道徳的であることを求めてはいないか?という我々の道徳観への問いかけですね。
フィクションの人物にすら道徳を求めてしまう人も多い中、冷静にこの作品の言わんとするところを考えたいと思いました。

一つ言いたいのは、片岡礼子が演じる女性についてです。(ネタバレになるのでこういう呼び方にしておきます)

全面的に悪いわけでもないが、かといって非がないではない、という人物ばかりが出てくるこの作品で、彼女に「非」に当たるものは描かれていません。
非があるわけないのですから当然ですが。
しかし、この映画で松坂桃李が過剰に謝るのに並んで、謝罪の場面があるのが彼女です。

この場面に感動したというコメントを見かけますが、どういう意味の感動なのでしょう?
彼女が自分で語る「非」を、まさか本当に「非」だとは思ってませんよね?

私はあの場面は、世間が望む「道徳的な姿」を先取りして「こういう態度を取れば満足ですか?」という問いを製作者側が投げかけている場面だと思いました。
本当は、古田新太をなじり、罵倒してもいいんですよ。それが人間ですから。そのあとで謝ったっていいんです。

彼女にそうした人間的な態度を取ることを許さなかったものがあるわけです。
それが我々の過度な道徳観ですね。
私はそうした批評を含んだ場面だと思いました。

それを完全に理解して演じている片岡さんはやはり素晴らしい俳優さんだと改めて思いました。

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Pocaris

4.5人生に必要なのは、空白ではなく、余白だ

2021年9月28日
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スーパーで万引きし、店長に追いかけられ、走って逃げる途中で道路に飛び出し、車に轢かれて即死した娘の父親が暴走し、店長を追い詰める。背景には、事実を捻じ曲げて報道するマスコミ、怒りの矛先を変えるために父親に嘘を伝えた学校の存在がある。
気立は良いが、優柔不断の店長に迫る父親の原動力は、亡き娘への愛ではない。空虚で愛のない自分自身の人生への八つ当たりだ。
こういう人は、自分自身しか見えていない。周りから求められることは乱暴にはねつけ、自分の欲望だけを満たす。いつも怒ってばかりだ。そのような態度が娘を万引きへと追い詰めたと自覚したきっかけの重さに、涙が出た。
人生に必要なのは書くべきことが書かれていない空白ではなく、愛から生まれる余白なのだ。

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eigaeiga
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