「空白を埋めるもの」空白 よっちゃんイカさんの映画レビュー(感想・評価)
空白を埋めるもの
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一つの交通事故。
1人の死が様々な人に与えた空白。
この空白をあるものは「怒り」で埋め、またあるものは「偽善」で埋め、またあるものは「死」で埋める。
この空白を埋めるなにかを探す物語なのだと見終わって思った。
とはいえ映画の内容は明確に「これが答えです!!」と打ち出すわけではなく。
さりとて、主人公たちを物語の世界に置き去りにしたままでもなく。
我々観客に「あなたならどう埋めますか?」と問いかけてくるような作品。
この消化不良感(空白)も監督から我々に向けたメッセージなのかと考えてしまう。
まんまと監督の術中にハマった。
最後直人が人から感謝を伝えられて泣くシーンには思わず泣いてしまった。
僕は「人からの感謝」で空白を埋めて欲しいタイプみたいだ。
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