「酷い世の中」空白 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
酷い世の中
試写会で拝見。
引きこまれました。
予告編で観た、古田新太のモンスターぶりよりも、酷い世の中の描写が主眼でした。
マスコミの悪意に満ちた切り取り報道の仕方、無関係な連中のいたずらや攻撃。
また、逆に善意や正しさが、当事者の心を追い詰めるという点にも及んでいました。
「当事者以外が事態を悪化させる」
「世の中は事件を消費して、当事者のみが取り残される」
これに尽きました。
8割方、つらくて仕方がないのですが、ラストへ向かうにしたがって見えてくる希望にホッとしました。
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