君は彼方のレビュー・感想・評価
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思っていた程悪くなかった
ネットで評価が悪いことを知った後に見ましたが、自分が思っていた程つまらなくなかったです。
ただ、面白かったかと言われると微妙な所ですし、感情移入しにくい作品だなと思いました。
「君の名は」や「千と千尋」などのシーンをコピペして無理矢理繋げたせいで、伝えたいメッセージ性が曖昧になってしまい、澪は旅を通じて何を得たのかが具体的に描かれることなく中途半端になっているように感じました。
作画は立体感がなく、池袋のデートシーンはスライドショーのようにただ絵を流しているのはやる気がないように見えました。また、新の表情が貧しくずっと真顔なため、変化がない退屈なキャラになっているようにも感じました。
山寺さんや小倉唯さんなどの豪華声優がいるにも関わらず、彼らが演じているキャラは存在感が薄く、勿体ないなと思いました。
良かった所もありましたが(海を走る電車は普通に綺麗だった、澪が可愛い)、全体的にごちゃごちゃしていて日常とファンタジーと宗教の要素が混ざり合って意味不明な内容になってしまいました。
ジャンルを一つに絞って上映時間を短くすれば、もっと良くなるんじゃないかと思いました。
駄作ではないがよくある青春映画。青春アニメのテンプレート
この映画のよいところは声優がめちゃくちゃ豪華ということです。
「え!?いいの!?」ってぐらい豪華です。
ただし難点があるとすれば本当にそのキャラにその声優は必要だったのかという点です。特に山寺宏一さんなんかその典型でキャラと声が合っていませんし、無理矢理ねじ込んだ感じがします。
ストーリーは悪くはないのですが「これ別の青春アニメで見たことある!」というシーンばかりでした。
青春時代の葛藤。軸が明確な作品
良作でした。
澪と新の葛藤とキャッチフレーズをしっかり描いてきた作品だと感じます。
大人だと青春ファンタジーは理解しにくいと思いますが、中高生の心には響いていると思います。
主人公の澪は高校生という設定もあって、決断したようで決断できていないフラフラした精神。
「努力したからって、絶対報われるわけない」という言葉の通り、中高生の悩みが伺えました。
作中で転々と移り変わっていくシーンはそんな澪の精神の現れと思います。
そんな未熟で不安定なメンタルは大人からみるととてもいじらしく思えました。
現世とあの世をつなぐ電車が走っているのは池袋の語源となった丸池でしょうか?
三途の川ならぬ三途の池と考えています。
他にも作中で象徴的な扉とか、細かい設定にもパンフレットで触れてほしかったなと思います。
「私は変わる」というキャッチフレーズは澪と新のどちらにも当てはまるのではないでしょうか?
新の背景は織夏さんと描かれていますが、変われないところは澪と同じように思います。
未熟で不安定な二人が長い道のりを経て結実していく過程が良かったと思います。
ストーリーの軸はしっかりしていると思います。
映像もキレイでしたし、女性キャラクターは美人でした。円佳も織夏さんも好みです。
キャラデザの過程はパンフレットに記載されていましたね。
次回作も期待しています。
お世辞にも名作なんて云えないが
云うほど悪くはなかった。
なぁんとなくだが、映画レビュアーには嫌われそうな要素は多々あったようにも思える。それが何かは、あえて書かないけど(書く必要もないと思う)
多くを求めずに、フラットに観れば、全然観れない作品ではなかった。
もちろん、こればっかりは、個々の感性がある話だけど。
でも、低評価を無視して観に行った甲斐は大いにあった。いや、むしろ低評価だったからこそ、期待せずに見た事が正解だったのかな。
きっと、この映画の低評価に、心を痛めてる人もいるかもしれない。
大半の人には駄作でも、この映画が、誰かの人生を好転させるきっかけになる可能性だってある。
「いい映画だった」と思えた人は、あなただけじゃありませんから、そこはご安心を。
映像作品ではなく小説で読みたかった作品
ネットで色々酷評されている上、まさかの2週打切の危惧があったので、衝動的に見てきました。
物語の大まかな筋立てとしては秀作だと思いますが、映像作品として表現するには演出が過度でやり過ぎ感ハンパない感じです。特に演技やセリフに力を入れ過ぎていて、その後に続くストーリーとの落差に差がありすぎます。ふり幅がありすぎて見る(聞く)に堪えないシーンもチラホラ。
伏線の回収はしているのに、他の大事なところは説明不足だし、丁寧さが足りないように思います。
主人公が女子高生なので、「君の名は」とか「時をかける少女」を期待した方は面食らったと思います。
映像そのものは色々な人が指摘している通り、手を抜いても大丈夫なシーンと、手間・時間・お金を惜しんじゃいけないシーンを取り違えていように見えましたし、全体的としても、テレビアニメのクオリティを超えておらず残念な感じです。
個人的には物語はアリな内容なので、できれば変な演出無しにノベライズして、小説で読みたかったかなと思います。
某宗教団体のアニメ?
幼なじみの彼に告白をしそこなって、幽体離脱•••って話しだよね。登場人物が「実はこんな人ですって」でなんの伏線もなく出てこられてストーリーがダラダラ流れる。最後まで•••このキャラクターは何だったの?と思うばかり。路面電車を出してあの世の入り口へ•••堺雅人主演の「鎌倉ものがたり」設定と思うばかり。池袋が舞台って言うけど、止め画で画面が変わるのは手抜きとしか思えない。よく、こんなグタグタ設定と脚本で劇場映画が作れたものです。
中々の問題作
近年まれに見る作品でした。
東武線西武線でポスターがあちこちで掲示されてたので興味を持って見ましたが、言いたいことがはっきりしない、ストーリーがふらふらしてる、画や声の演技にも悪い意味でドキドキして見ました。なぜここでミュージカル?って驚きましたね。
どこかで見たような演出てんこ盛りですが、結果的にマイナスにしかなっていない。
これから見る方は、しっかりと覚悟を持ってご覧になった方がいいと思います。自分は疲れました…
映画としての体裁が整っていない
脚本、演出、音楽、声優全てが酷い。
物語は新海作品、千と千尋、アナ雪を融合させて
崩壊したような内容。
展開の何もかもが唐突で音楽も全く合ってない。
こんなに酷い映画は人生で初めてです。
良かった点は、貸切で鑑賞出来たことくらいでしょうか?
お金を払ってまで観たいとは思えません。
宗教団体制作では無いのでOK!
あまり評価が良くない様ですがこんなもんだと!まあ彼氏と占い師や駄菓子屋のおばちゃんと竹中の魔王が何者でどう言った関係なのか説明不足 池袋と言っても東口の一定の場所のみ もう少し分かりやすく描いて欲しい❗
皆さん厳しいですねえ
まあ個人的な総合評価は凡作以上佳作未満です。
確かに中盤まではレリゴーのパクリだの新海作品の露骨なパクリなどで擁護しようがありませんでした。
ただ終盤は個人的にはガチで素晴らしかった。まず松本さん演じる主人公の嘆きの演技が良過ぎる。この辺りからこれまでのグダグダ感は何だったのかと思うくらい脚本も引き締まって来ました。ミサンガの伏線も生かされていましたしね。お互いを想う感情の描写とかは中々真に迫るものがありましたし、ラストシーンの作画、演出は、これまでのしょぼさはこれを描きたいがためだったのかというくらいには気合が入っており感動的でした。
終盤の方向性で全編やってくれたらと思うと惜しいんですが、プラマイゼロになるくらいには感じましたし、損した気にはなりませんでした。まあ、事前のハードルが低過ぎたからかも知れませんが。
この監督に次回作があるならば、是非ともオリジナリティを出していただきたいものです。終盤を見る限り、芽はある様に思えましたから。
笑いが漏れた
実に酷い。
時間と無料クーポンを無駄にしました。
人生を無駄に浪費させられた気分。
タチの悪い新興宗教のようなテーマに、低レベル作画、話も視点も脈略なくあちこちにとっちらかる脚本、とってつけた設定、どっかで観た作品のシーンだけパクったみたいな劣化コピー場面……
褒める要素がどこにもない。
声優&俳優陣の頑張りはよかったが、逆に痛々しく、仕事を選ぼうよと優しく肩を包んであげたい気持ちにさえなりました。
でも、観ている間はゲラゲラ笑いました。
怒りが大きいと、人間ついつい笑いが漏れるもんですね。
システム的に最低点が★0.5ですからつけたけど、マイナス点が必要。
この作品に比べたら、実写版『デビルマン』、実写版『ガッチャマン』、『幻の湖』『北京原人』『死霊の盆踊り』『レイズ・ザ・タイタニック』、上映版『ガンドレス』はどれも傑作揃いですわ。
新がいい
幼なじみの澪と新はお互い好きで、新は澪に告白したのに澪は聞こえないふりしてた。
澪の友達が新を好きだと言ったら澪は新の事をなんとも思ってないと言って応援するようなことを言う。
自分の気持ちに素直にならないと後悔するという話。
途中クモとカエルの合体化け物みたいなのが出てきたり、ドラえもんのどこでもドアの様なのが出てきたり、あんなのが要るのか疑問だった。
新は一貫して澪を守っててカッコ良かった。
いったい何が主軸?
恋愛関係に発展できない幼馴染みと女友達の青春話?イタコのはなし?霊界のはなし?ネタはいろいろ詰め込まれてるけど全て半端な展開。霊界のアニメ描写も神秘性がなく半端。池袋の宣伝アニメ?全体的に魅力的な点がなく残念。ただ声優達がやたら豪華だった。
sajiが好きなら是非!
主題歌を務めたバンドが好きなのと映画を観るのが好きだったので、特に前情報を確認せずに観に行きました。
前半の導入部分は伏線張るためや世界観をわかりやすくするためだとは思いますが、些か長く感じてしまいました。
また、ストーリーの都合上、多少の無理矢理な感じはありました。
が、話自体は面白く伏線もしっかり回収したので、難しいことを考えなければ楽しく観れると思いました。
主演の松本穂香さんの演技も凄かったです。
主題歌も映画を観る前と後で感じ方が変わるのも主題歌のバンドであるsajiが好きだからこそ味わえるものだと思いました。
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