「好きな映画です」のさりの島 えみさんの映画レビュー(感想・評価)
好きな映画です
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2021年11月ぶりでしたので、また新たな気持ちで観れた。
この時こんな表情されていたんだなとか、会話が途切れたときの空気の重みや温もり。
青年がオレオレ詐欺をしようとしたおばあちゃんとひょんなことから急に始まった共同生活
時間が流れていくにつれ、青年は心が変化し、おばあちゃんは孫と過ごせなかった時間を【将太】として過ごしていく。それはけしてうめられるものではないけど、おばちゃんはすべて受け入れていて、ただただそこにいること、生活をすること描いている。
最後、遺影を戻す時の切なさや悲しさ
青年が海からマリア像を見る姿。
また物語の随所につながりを感じ、天草の商店街や海、家の屋上、たい焼きの回転版の音、ソーダのシュワシュワと言う音、天草の風も感じるような映像がどこか古めかし懐かしさがあって、見る度に不思議な感覚に陥る。
全体的に静かな映画だか、女性が吹くブルースハープの音色が物語のアクセントになり、印象的。
何度か拝見したはずなのに、今回でより「のさりの島」を堪能できたと思う。
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