「カオスなホラーにようこそ、何やかんやでこのカオスを受け入れてしまう」樹海村 たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
カオスなホラーにようこそ、何やかんやでこのカオスを受け入れてしまう
前作の悪かったところをかなりブラッシュアップしていたのだが、かえって内容がカオスに。泣き所で泣けるほど整合性は取れてないので、割とポカン。
序を山田杏奈演じる妹の響が、破を山口まゆ演じる姉の鳴が、それぞれの立場から道筋を立ててくれるので見やすいのだが、起きる事象に対してろくに手を付けないので、なぜこうなったのかが分からない。呪いのせい、病気のせい、なんて言うには言いくるめない…なんて、色々と思うのだが、結局、観てるときは割と楽しい。囲まれたスピーカーによって出される、正確かつ不気味な音はやっぱり怖く、とやかく言いながら楽しんでしまう。個人的には、山下リオと國村隼のバディの方にもピントを当ててほしかったけども。笑
撮り方が流動的かつ緊張感あるので、何やかんや受け入れてしまうのが面白い。また呪いの村が見つかった…なんて言われても、次回作を観るかは悩むところ。笑
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