「でしゃばりコトリバコ」樹海村 ONAKAMAさんの映画レビュー(感想・評価)
でしゃばりコトリバコ
前作と頭と終わりが変わっていないので新鮮味がまるで無かったです。
冒頭のYoutuberが村に入ってみたを何故今回もしたのかが分かりません。自分がYoutuberをあまり良く思っていないというのもあるのですが、わざわざ観客の心を掴むための冒頭を簡単にすませてしまうのでしょうか…
樹海村と言いつつ村要素は皆無。村にこだわった結果、とっ散らかりまくっていました。コトリバコが友情出演と謳いつつ、めちゃくちゃでしゃばっていました。友情出演のくせに生意気です笑
都合よく手前にあるコトリバコに触れて突然の吐き気からの触れた管理人が即刻跳ね飛ばされるという怒涛の雑展開が繰り広げられていました。
響(山田杏奈さん)が放火殺人した理由が鮮明に描かれていないので?だらけでした。中々の犯罪を犯しているのになんとなくで済ませているあたり、適当すぎやしないか?と思いました。ただ、美優(工藤遥さん)が姉妹ごと拒絶する理由がわかりませんでした。姉くらい気遣ってやれよ…
樹海村の描き方もいまいちで、前作ほど長尺でのグタグタ脱出シーンほどイライラしませんでしたが、面白くなかったです。ゾンビっぽく描かれていた樹人間のヌルヌル動きはチープで面白かったです。
登場人物は鳴(山口まゆさん)以外全員死ぬというまぁホラーにありがちなやつでした。なんか樹と一体化した人、死亡フラグを立てて落下した塚っちゃんとぶつかって即死した人、指切りながら突然首も切った人、御神木と化した人、となんじゃこれでした。
犬鳴村と繋げようとした部分はかなり嫌いです。犬化した子供が福岡の病院にいるはずなのに、今作では富士の近くにいるというドウイウコト?が一瞬で溢れました。無理矢理繋げなくても良いのに…前作でも解決してないことをユニバースしなくても…
國村隼さんが出演しているのにあの役割だけというのも致し方ないです。どうせなら事故物件みたいにバカバカしい戦闘シーンとかやればよかったのにと思いました。ホラーとコメディホラーのどちらにも振り切れずに微妙な作品になってしまったと思いました。
来年も○○村と題して作品が出るんだとは思いますが、いろんな都市伝説を組み合わせて出来上がっていくんだろうなと思います。今作の興行収入は確実に前作を下回りそうなので、次回作はロケのしやすい東京近郊でやりますかね?楽しみですね(棒)
鑑賞日 2/9
鑑賞時間 12:20〜14:30
座席 M-2