「「呪い」を万能化したドーピング・ホラー」樹海村 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
「呪い」を万能化したドーピング・ホラー
ホニャニャラの「呪い」と言えば、もう何でも可能になっちゃう我が国の映画界にございます。もう何か、壮絶パワーです。時空も飛び越えます。バンバン逝きます。死人が歩くし、木々は宇宙的進化を遂げるしで、やばい。でもでも。「CIAの特殊部隊に所属していた」と言えば、どんな超人的な能力でも発揮してしまうハリウッドに比べれば、まだまだぁ!
って事で。
「村」って言うより「箱」。検索しただけで死にはしませんし、祟られることもありませんので、鑑賞前には「コトリバコ」を下調べしてからどうぞ。
先天性ビビりのワタクシ。ちょっとだけ慣れて来ました。なーんだ。怖がらせようと言う下心バレバレじゃん。などと。冷静に眺める事ができました。まじで、バレバレです。エンドロール後の次回ネタフリも、バレバレです。バレバレのおどろおどろ系。「犬鳴き村」と同じですかねぇ。良い話感で終わらせようと言うのも、おなじですねぇ。
山田杏奈と山口まゆでなかったら、見る価値無しだったよ!
って言いかけましたが。
山田杏奈と山口まゆを見て満足して下さい。
ワタクシは、安達祐実も居たので満足して帰って来ました。
ドーピング・ホラーに慣れてしまうと、それはそれでつまらないんですね。
こんな映画に「ビビったーーーーー!」
って言って騒いでる方が、ある意味、幸せですw
まぁ、みんな集まり姉薬指切りシーンで集まる連中らしいですw
岩城鉄三 通称テツじい 1972年岩手生まれ、閉山で関東へ出稼ぎへ。なんだかんだで樹海村にたどり着いたらしいです。(パンフより)
bloodさん、もうビビリは卒業ですね!
ただ、前半部分が全く怖くなかったし、俺的には指を切るシーンしか怖くなかったです。しんじろー君も寺の息子なのに仏を信じてなさそうだったし、お父さんもそれを予感して「信じろー」と命名したのではないかと勘繰ってしまいました。