劇場公開日 2020年9月4日

「強さと弱さの衝突があのパフォーマンスを生んでいたのかも知れない」僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46 茶色い水風船さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0強さと弱さの衝突があのパフォーマンスを生んでいたのかも知れない

2020年9月14日
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鑑賞方法:映画館

映画館で1本(コンフィデンスマンJP)みた後に、時間がちょうど良かったので鑑賞。
欅坂46のことはある程度(?)知っているので分かってはいたが、乃木坂46のドキュメンタリー映画とはまったく違った作品。
どちらも全体的にシリアスな展開ではあるが、その方向が個人に向いている乃木坂に対して、『グループ』に向いているのが欅坂とでも言うべきか。

世間的な流れや、ファンの反応を予想すればいまグループにいるメンバーを中心に描くことも出来ただろうが、平手友梨奈という存在から逃げずに、欅坂46の中での彼女の生き様を正面から描いたことは嬉しかったし、(この表現は叩かれるかも知れないが)『欅坂46の平手友梨奈』へのレクイエムのような作品のように感じた。

欅坂46の改名後のグループ名は「桜坂」という噂もあるが、「桜の木の下には死体が埋まっている」という言葉を体現したようなパフォーマンスを見せる彼女達にはぴったりな名前かもしれない(アイドルとしてどうか、というのは置いといて笑)。

茶色い水風船