劇場公開日 2020年7月10日

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「サプライズ。リー・ワネルやはり天才、流石に面白かったしそのブレない...」透明人間 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0サプライズ。リー・ワネルやはり天才、流石に面白かったしそのブレない...

2020年7月11日
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サプライズ。リー・ワネルやはり天才、流石に面白かったしそのブレないテーマにおいてしっかりと怖かった。あまりに有名なホラーアイコンをネタになることなくアップグレードしてドキドキハラハラとした恐怖とサスペンスを与えてくれる。古典と言われるような作品でも手掛ける人やプレゼン方法次第ではまだまだ語り直す価値があるのだと教えてくれる。彼の作品らしいカメラワークも堪能できる(ex. 人の動きに合わせての大胆なカメラワーク、今作に関しては常に透明人間の存在を観客に予感させる画面の余白も)。そしてまた主演エリザベス・モスの熱演、精神的に追い込まれ参っていく狂気も強さも迫真の熱量で体現し、あっと言わされる。ソシオパスが単なるオタク系じゃなくて普通にフィジカル強くて、その点も驚いた。あとリー・ワネルといったら毎度ながら気の利いたオチも用意してくれている。最後に、地味に驚いたのが意外と予告用カットの多さ(ex. シャワーのガラスに手形、ソファーに誰か座っている)。

今年映画館鑑賞多分38本目

とぽとぽ