「パロディ映画として、充分面白いけど、、、」大怪獣のあとしまつ スキピオさんの映画レビュー(感想・評価)
パロディ映画として、充分面白いけど、、、
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賛否が、特に酷評が話題の映画ですね。充分面白いと思いますが、なぜ批判されるのか。
たぶん「期待したものと違う」でしょうね。この映画は真面目な特撮やクライムサスペンスではなく、パロディ・コメディ映画です。が、宣伝が悪いのか、ちゃんとした映画を観るつもりのテンションで見てしまうと、悪い方に裏切られたと思うのかも。
なので、全く万人にはおすすめしません。正直、ポリコレ的には完全アウトですね。全体モチーフは「東日本震災の原発事故」のパロディ。あと「シン・ゴジラ」を代表する東宝に対して「あとしまつ」は松竹・東映って、ネタね。
駄々滑りの下ネタは自民党で、蓮舫のパクリが演じる空回りのリアリズムが民主党、って政治パロディ。八ッ場ダムとか、2位じゃだめなんですか、とか、懐かしいネタです。
政治パロディはまだしも、震災パロディって、攻めたな〜と思います。政治パロディも、今の日本人にはウケないでしょ〜、面白いけど。。。
話の冒頭から「デウス エキス マキナ」という「スーパーご都合主義」でやりますよ、って宣言しているのだから、それで「こんなオチって」と言われても、、、。そこは「だったら、さっさと変身せんかい!」って突っ込んで楽しむとこでしょ〜。
デウス エキス マキナが分からない、ってことかな?あ〜、1900円も払って映画観るなら、それぐらいは知っているだろう、と思うのが間違えかもしれません。
確かに品のないコメディですが、パロディ映画なんだからね〜。おそ松さんやポプテピピックに品格を求めますか?ってこと。もし批判するなら「こんな作品を作った制作陣」ではなく「こんな作品(=ちゃんとした特撮映画だ)って伝えた宣伝陣」がですね。
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