「しょーもないギャグの映画でした。」大怪獣のあとしまつ torasanさんの映画レビュー(感想・評価)
しょーもないギャグの映画でした。
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ヒーローが主役で怪獣を倒す、怪獣が主役で暴れまわる、そういうストーリーは沢山観てきました。
大怪獣のあとしまつの視点はとても斬新で、倒された怪獣の後始末に奔走するという面白そうなものでした。子供の時にTVを見て、倒された怪獣の死体はどうするんだろうと疑問に思っていたので、映画でどのようにするのか興味がありました。
シン・ゴジラは以前のゴジラとは違って政治映画でしたが、大怪獣のあとしまつもある意味ではシン・ゴジラに近くて、政治(としょーもないギャグ)の映画でしたね。仲間由紀恵さんが主役の「トリック」というドラマの作り方を怪獣映画に混ぜ込んだら、こんな映画になるのかもしれません。
どうやって死体を処理するのか、または観光資源にするのか、政治家や閣僚の駆け引きは面白かったです。
日本に国防軍や徴兵制があるというのも、真面目な映画だったら避けたくなる設定だと思います。それができたのは、この映画がある意味でギャグ映画だからなんでしょうね。
最終的に怪獣の死体を処理できなくても、観光資源にできなくても、グタグダなままでエンディングを迎えてしまっても良かったんじゃないかと思います。奔走する人々や政治の駆け引き、そしてしょーもないギャグの映画として面白かったですし。
次回作の告知もありましたが、多分それもギャグですよね。
どんなエンディングになるか楽しみでしたが、ラストの場面で全てが吹き飛びました。
えーと、つまり、ウルトラマンのサイドスリーリーを見にきたということなんでしょうか?
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