「恋愛要素は要らないしウルトラマン頼みって何?!」大怪獣のあとしまつ リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛要素は要らないしウルトラマン頼みって何?!
くっだらない映画を期待し、ひたすら政治風刺をするアホっぽい映画を楽しみにしていたけど、脚本が微妙に分けわからなくてももっとちゃんと真面目なドタバタコメディーにしてほしかったーー。
何故恋愛要素入れた??!!全く要らん。要らな過ぎる。
そしてメインの女の子は環境大臣付の秘書?夫が首相付の補佐官?女の子のお兄ちゃんが唯一ダムの爆破を仕掛けられる技術者?いや技術者ならもっと沢山いるだろうし彼しか扱えない爆破案件とかいう説得力無かったし誰でも爆弾仕掛けられそうな気がしたし結局女の子の元カレがウルトラマンで、怪獣を空に運んで多分怪獣墓場に持って行って一件落着???おいおいただのウルトラマンのパクリだしー!!!!!身近な人間関係だけで全部解決しようしてるしなんだかな〜。
もっと真面目にくっだらないことして欲しかったな〜。最初こそ、環境省が動くのは厚生省とかに負けたくないからっていう、国民のためじゃなく政治家のメンツしか考えてない政治駆け引きのみで行動してて、各大臣もお互いに押し付けて、名前は希望でありますとかは、新しい元号は〜のくだりの現実のニュースをパクってたあたりまではまぁ良かったけども。。。
せっかく西田敏行さんもドクターXの蛭間(比留間?)院長ばりの使えないトップを演じていて、そうそうこういう取り繕うだけのトップを演じさせたら西田さんなんだよな〜、そして六角さんもいい味だしてて良かったのに〜〜
もっと完全に完璧にくだらなく出来たのに、最後ウルトラマン頼みにするってもったいなさすぎるしつまんなすぎる!そこはアメリカが尻尾を欲しがったり韓国が当初所有権を主張したりしたんだから、ウルトラマンが宇宙に運んでくれるなんていうファンタジーにせず、現実的に各国で観光資源として本当に分けるなり、細かく分けてちまちま焼却処分するなり、そこは現実世界の方法で対処しようよ。。
そしてそもそも謎の光が怪獣にとどめをさしていたなら、あれもアラタさんが変身したウルトラマンだったってこと??光の中によく知っている形の影があったらしいし。
そしたら次の日の夜中にでももう一度変身して宇宙に運べばこの話2日で解決するじゃん!!!そもそも最初の光の明らかな説明は無し、アラタが2年間行方不明で戻ってきたのも今度話すよ、で思わせぶりにして明確な説明は無し。そして変身できるなら何故ガスが吹き出す前にとっとと宇宙に運ばなかったのか、あるいはすぐに運べなかったその理由を説明して〜!!!
苦労して怪獣の上に登る必要も、押し流す水のためのダムの爆破も全てムダ。変身できるなら映画開始5分で変身してくれーーー!!
これで続編あるとかありえない。。。もっと政治家達への風刺してほしかった。残念。。。。