「クソ映画オブザイヤー」大怪獣のあとしまつ しゃちくのほしさんの映画レビュー(感想・評価)
クソ映画オブザイヤー
2022年のこんな早い時期に今年イチの駄作に巡り合うとは思いませんでした。
設定は良いのですが監督と脚本の力量が伴っていないので中身のないスカスカの自己満足の作品です。
物語の中心に怪獣を置いたシンゴジラのような群像劇を描きたかったのでしょうが内容にリアリティも説得力も感情移入できる要素もないのでただただ薄っぺらい。
それを誤魔化すかのようなお寒いコメディ要素。公開初日だというのに劇場内クスリともしてない。
ラストに関してはしょうもないちゃぶ台返しのような結末。ここに至る2時間に渡る展開を皮肉として捉えるにはあまりにも下品。こういう結末にせざるを得ないほどに力量がない。にもかかわらず勝手に期待して逆に申し訳ないです。
怪獣よりもこの作品の後始末のほうが現実においては深刻です。合掌。
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